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その手で引き金を引け!!
第五話 太刀川慶
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川と勝負してください。私、逃げるという急用がありますので・・・」

風間さんは冷静に私の襟をつかみ、ブースに放り込んだ。
いじめだ!!私は戦いたくないのだ。
仕方がない。私が勝ったら・・・
焼肉奢らせるか。

〜〜〜〜

現在11対12で私が負けている。
残る戦闘に私は負けてられない。
A級にはまだなっていないし、ポイントはあまり取られないが、勝てば取れる。
弧月二本が厄介。正直言えば邪魔。
私はあることを思い付き、自分の弧月を地面に刺し、持ち手を握る。

「まともな持ち方どうした?」

「・・・来なよ、太刀川」

太刀川さんが弧月を振り下げるタイミングを狙え。
その時、私は弧月を思いきり地面から抜くより斬りながら、振り上げた。

「・・・!?」

弧月を真っ二つに斬る。
地面に刺したことで、振り上げる際の抵抗が増える。
その分加える力もあがるし、地面から抜け出した際の反動もでかい。
その二つの力があれば、弧月は斬れる。

「はい、私の勝ちね」

これで同点。
あとは勝つだけ。

〜〜〜〜

「・・・ちっ。引き分けかよ。やっぱり射撃手の練習しよ〜変化弾リアルタイムで射てたら圧勝してやろ〜」

「くわ〜やっぱり噂通り強い!!風間、面白いな」

「面白くない、全然面白くない。」

それそうだ。風間さんは如月さんを妹に近い目で見てるからね。
ぼくは三人を眺めながら、内心舌打ち。
歌川にはまるで聞こえているかのような対応をされる。

「やっぱり可憐ちゃんは戦闘経験豊富だね。見てて飽きない戦い方だよ」

「あれだってぼくにもやれる」

「菊地原・・・一本取れてから言う台詞だな」

歌川、うるさいな、余計だよ。
ぼくだってあれぐらいやってみせる。
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