第3章 リーザス陥落
第60話 森に住む少女
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キタ 敵ガキタ。皆ニシラセナキャ、連絡ヲ」
追いかけてくる速度が明らかに速くなってきているのを直に感じた為、慌てて、奥へと逃げていった。
「がはは! よし、このまま行くぞ! ここまで苦労させられた分はヤってやろうじゃないか」
「和解してからにしろ。向こうはオレ達を敵だと思ってるんだから」
「よしよし、和姦と言う事だな?」
「馬鹿ランス! ぜんぜん違うじゃないっ!」
「ほらほら、さっさと行くぞ。奥に村があるみたいだ」
そして、逃げ込んだ奥へと進んでいく。そこには、ミリが言うように村があった。その村には多数の家があるが……、その大きさは凄く小さい。
「ランス様、とても小さな家がありますね? ここがあの子が言っていたラプの家みたいですね」
「本当に小さいわね。幾らラプでも、もうちょっと大きくても良いような気がするけど」
「オレ様の家の方が1000倍は立派なものだ。ま、所詮ラプなんてこの程度のものよ。オレ様には遠く及ばん」
其々各々の感想を言い合っているけど。
「そもそも、モンスターの家と張り合う時点で負けじゃない」
「ご最もな意見だ。まぁ、そこはランスだから」
志津香の苦言にユーリは同意。張り合う相手を完全に間違えているから。
「おい、御出迎えがある様だぞ」
フェリスは、陽気な皆にそう言う。村の奥から現れたのは、あの少女。
「ヨクモ、ヨクモ、ココマデキタナ。スーとラプノ村 コノ場所 シラレタ。イカシテ カエサナイ!」
「がはは、またモンスターか? 鬱陶しいがクリアした後の美少女を考えたらノー問題と言うやつだ」
「ランス様……、無理に争わなくても、事情を話しましょう」
「……残念だけど、向こうはやる気満々みたいよ」
シィルの言葉に志津香は首を振った。あの少女が呼び出した無数のモンスターが直ぐ傍に控えているのだ。
「シネ、ニンゲンドモ。カカレ ミンナ GOGO!」
その言葉に全員が飛びかかってくる。
「……私は人間じゃないんだけどな」
フェリスはやや複雑そうだが、かかってくるなら仕様がない。と言ったところだろう。
「相手は、恐らくこの村に住むラプだ。……なるべく穏便にな」
「はい!」
「ま、ここで大量虐殺でもすりゃ、和姦は無理だろうからな」
ミリが言っている言葉をとりあえず志津香が突っ込んだ後、襲いかかってくる無数のラプを迎え撃つ。数は向こうが上だが、戦闘能力の面では圧倒的に強いのはこちら側だ。超音波での攻撃が、中々厄介だったが 全員を戦闘不能にするのには時間はあまりかからなかった。
戦闘は問題なく終わった。勿論勝ったのはこちら側であり、ラプ達は とりあえず1匹も殺す事無く、気絶させる事が出来た。……ランスが殺しそう
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