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秋の夜に
心の置き場
探せども
眺むは侘し
欠けし月かな
物寂しい秋の夜…寒さに虫の音もなく、静まり返る景色に居た堪れなくなってしまう…。
そんな夜…自分の心をどうしてよいか分からなくなって心の置き場を探してみるが、初めから…見つかるはずもない…。
ふと見れば…夜空には欠けた月が淡い光を落としていた…。
君の居ぬ
馴れることなき
けふを生き
虚しき秋の
風ぞ染み入り
未だ…彼がいないこの場所には慣れない…。
そんな場所で過ごす毎日は…とても淋しく、辛い…。
日に日に秋は深まり、夜風は早く冬を連れて来なくてはならないというように、少しずつ冷たくなってきている…。
一人でいると…そんな虚しい秋の風が一段と身に染みて…心は彼を求めて騒ぎ出すのだ…。
決して得られぬ温もりを求めて…。
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