Another97 カイザーとの邂逅
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たなんて…]
ピヨモン[私達のデジタルワールドが…]
長い長い時を過ごしてきた生まれ故郷の荒れように嘆くデジモン達。
ホークモン[…大輔さん!!早くデジモンカイザーとやらを倒しましょう!!]
光子郎「その通りです。このような暴挙が許されるはずがない。」
大輔「勿論そのつもり。でも肝心のデジモンカイザーの居場所が…」
『ここで何をしているのかな?』
地面から投影機のような物が現れ、デジモンカイザー・一乗寺治の姿が。
賢「兄さん…」
光子郎「賢君のお兄さんですって!!?」
太一「お前が賢の兄貴だって!!?お前がデジモンカイザーなのか!!?」
カイザー『そうだよ。僕はデジモンカイザー、一乗寺治。デジタルワールドの新たな統率者。そのために、今から僕の配下となるデジモン達の選別をしているところさ』
タケル「あなたは!!自分が何をしているのか分かっているのか!!?ダークマスターズから受けた傷跡がようやく癒えようとしているのに!!」
カイザー『ふん、劣った存在が優れた存在に支配されるのは自然の摂理さ。それに支配するのには今が絶好のチャンスなんだよ。デジタルワールドの復興のために、疲弊したデジモン達はとても捕獲しやすかったよ。』
太一「てめえ…!!」
拳を震わせる太一。
長い間ダークマスターズの蹂躙により傷ついたデジモン達。
その傷跡がようやく癒えようとしている時にこんな外道が現れるとは。
しかも自分と同じ人間である。
空「あなたはどうしてここにいるの?保護されたデジモン達の話からすればあなたにはパートナーデジモンがいないらしいわね。」
カイザー『確かに僕にはパートナーデジモンはいない。だが、デジヴァイスは僕が造った。賢が忘れていた新型デジヴァイスの設計図を参考にしてね』
ヒカリ「デジヴァイスを造った!!?」
ヒカリはデジモンカイザーの言葉に驚愕した。
修理ならともかくデジヴァイスを1から造るなど光子郎にすら出来ないというのに。
カイザー『とにかく君達の存在は僕を不愉快にさせる。僕より劣った存在である君達が優れているはずの僕より先に選ばれ、僕以上の扱いを受けていることにね』
大輔「俺達への嫉妬のためにこんなことをしたのか?」
カイザー『僕はそんな小さい男ではないさ。これはデジタルワールドに対しての正当な裁きだよ。優れた存在たる僕を選ばないような愚かな世界など一度滅んだ方がこの世界のためにもいい。』
太一「ふざけんな!!てめえみたいな自己中野郎が選ばれるわけないだろうが!!それを八つ当たりすんな!!」
拳を振るうが、立体映像のために太一の拳がすり抜ける。
光子郎「これは立体映像なんです!!そんなことしても無駄です!!」
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