外伝 シンフォギアG編
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と響を叱責するクリス。
「だが、無駄足ではなかったようだ」
と翼が何かを拾い上げた。
「果たし状?」
その封書にはそう書かれていた。
「こんなものを渡す為にわざわざ?」
「さて、それはどうか分らないがな」
その夜。
ノイズの出現波形がカ・ディンギル跡地で検知され、急ぎ向かった。
しかし、そこに現れたのは装者の少女。切歌、調の二人ではなく、ソロモンの杖を強奪しフィーネに組するウェル博士だった。
大量のノイズ。
「いまさら、ノイズなんかでっ」
大量に現われるノイズもシンフォギアを纏ったミライ達は善戦する。
そんな中、F.I.Sが何をしたいのかと問えば月の落下による人類の救済と答えた。
月の軌道計算はあのルナアタック以降各国機関で観測されていて、落下はしないと言われているが、さて…
「月の落下からの人類の救済。その私たちの答えが、ネフィリムっ!」
ウェル博士が叫ぶと地表から一匹の黒い化け物が現われた。
「きゃっ…」
それに弾き飛ばされてクリスは気絶。助けに行った翼はノイズの粘着攻撃に足を取られた。
黒い化け物、ネフィリムは響と交戦を始めた。
ミライはと言えば、ウェル博士が出した大量なノイズの対処に負われていた。
「ルナアタックの英雄…でも、そろそろあんたたちうっとうしいんだよねぇ」
ウェルの声に狂気が混じる。
「そろそろあなた達には退場してもらう事としましょう」
そう言って取り出したのは一つのアタッシュケース。
バシュっとアタッシュケースの電子ロックが開く。
そこから取り出したのは人の右腕のようなものだった。
「なに…それ…っ」
響はネフィリムと戦いならがその人間の右手に驚愕した。
「これは六年前のナグルファル融合実験の際に実験体から切り離された右腕なのですよっ。実験体自体は逃亡してしまいましたがね。その時回収したのがこのぉ右腕っ」
「まさかっ…それって…」
「ミライの」
「わたしの…右腕…」
響と翼の視線が知らずと未来の右手へと移る。しかし、そこには普通に右腕が存在しているはずだ。
「融合した右腕はまさに聖遺物そのもの。これぉおっ!」
ウェル博士はその取り出した右腕をネフィリムに向かって投げた。
「なっ」
「っ!」
「まさか…」
凶悪なアギトが開きその右腕を咀嚼し、飲み込んだ。
「ネフィリムは取り込んだ聖遺物のエネルギーを自分の物として成長する、故にっ!」
ドクン、ドクン
「グアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
狂獣の咆哮。
狂獣から尻尾が生えていく。
一本、二本、三
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