外伝 シンフォギアG編
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されるが、しかしその分響の負担が増える危険な技だった。
しかも…
「装者が三人…」
マリアを守るように現われた二人の装者。
彼女達は撤退して行ったが彼女達がもたらした世界の混乱は大きい。
フィーネを名乗ったマリアからはあの声明以降主だった動きは見せていない。
それもどこか不穏だった。
「郊外の廃病院?」
そこに不審な物資の流れがあるらしい。
「やつらはノイズを操る。ノイズが待ち構えている可能性が有る以上装者である君達に託すほか無い」
とは弦十郎の言。彼は出来るならば子供に戦いはさせたくは無いのだろう。
「いいか、今夜中に終わらせるぞっ」
と言う弦十郎の通信で廃病院に突入。
「うっ…」
「ミライちゃんっ」
「ミライ」
「ミライっ」
響、翼、クリスがいきなり膝を付いたミライに心配そうな声を上げた。
「あとはあたしらがやるからお前はすっこんでろっ」
「クリスちゃん、そんな言い方」
「いや、雪音が正しい。ミライ、お前はここに居ろ。あとは雪音や私たちに任せるといい。雪音はお前の事を心配しているだけなんだ」
分かってやれと翼。
「あぁー…そう言うこと…」
と響。
「ぬなっ!?ちげーよっ!ただ足手まといが邪魔なだけで…」
クリスは赤面して否定した。
「ごめんなさい…おねがいします…」
そう言うとミライは病院の外へ。
「はぁ…はぁ…ふぅ…」
何とか、落ち着いたかな。
「しかし、いったいなんだったのか…」
病院内から爆音が響く。
「戦闘が始まった…こんな事をしている暇なんて…」
ヒュンと病院から何かが飛び立っていった。
「ノイズ…しかも何かを運んで?」
それを追うように翼が駆けて行く。
海上へと逃げるノイズを翼は浮上してきた潜水していたスキニルを足場にして更に跳躍。ノイズを切裂き運び出していた物体の確保、とは行かなかった。
空から降ってきたアームドギア。
黒いガングニールの少女。マリア・カデンツァヴナ・イブ。その彼女が邪魔をしたからだ。
「わたしも、行かないとっ!」
ミライは四肢を奮い立たせて跳躍。劣勢の翼に加勢する。
空中からの回し蹴り。
「誰だっ!」
それをアームドギアで受け止めるマリア。
「あなたっ!?」
一瞬マリアが驚愕。しかし、直ぐに持ち直す。
「シンフォギアも纏えないやつが私たちの戦場に立つなっ!」
と激昂した。
「ノイズじゃないのならっ!」
「ミライっ!」
後ろで膝を付いている翼。どうやら足にダメージを負っているようだ。
翼はその手に持ったアームドギアを二振りミ
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