外伝 シンフォギアG編
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ーム段階…基礎設計からやり直さなければいけませんので」
「それもそうね」
「それと、巨大な力はシンフォギアだけで十分でしょう。この組織には」
(本当はエネルギーシャフトに細工して極大収束砲は付いてるけど、内緒なんだよね)
この事は弦十郎にしか伝えていない上に、機動には彼の承認が必要だとプロテクトしてある。
ミライは弦十郎の人となりを信じている。彼なら間違った事には使わないだろう。
「そう言えば、そろそろじゃないですか?」
「何が?」
「ソロモンの杖の移送任務」
「ああっ!本当。っそろそろ私、行くわね」
「いってらっしゃい」
ソロモンの杖は二課が管理していたのだが、この度協調路線を取る事になった米軍の基地に移送されることになった。
その任務に従事するのは響とクリスの二人。
「ノイズを現し操るソロモンの杖。何も無いと良いけれど…」
しかし、その懇願は敵わなかった。
なぜかノイズが現われ、操られるようにソロモンの杖を移送する響たちを襲う。結果、ソロモンの杖は紛失してしまったらしい。
時を同じくして翼の特別ライブ。
その会場でデュエットの特別コラボをしていたアメリカのトップアーティストであるマリア・カデンツァヴナ・イヴ。
その彼女が翼とのライブ中に全国に放送されている事を逆手にとってノイズを操り世界に向けて宣戦布告。
国土の割譲を求めてきた。
さらに…
スキニルのブリッジで弦十郎が叫び声を上げた。
「ガングニールだとぉっ!」
弦十郎のこの咆哮が物語るように、ライブ会場のど真ん中でマリアはシンフォギアをまとってみせた。
それもガングニールをだ。
それは有るはずの無いもの。何故ならガングニールはその装者であった天羽奏の死と共に喪失し、その破片が響の胸に残るだけになっていたはずだからだ。
ミライはそっと自分の胸に手をやったあと呟く。
「無い事も無いです…わたしの胸のナグルファルがどうして存在するのか、まだ分ってないのですから」
「ミライくん…」
弦十郎の心配そうな声。
「ミライくんの状況への介入は…」
「タイミングが悪いです。動力炉起動の最終チェック、及びPICの調整中で動けませーん」
と、ミライが答える。
「信じるしか無いのか…」
弦十郎の祈りが通じたのか、状況に介入した響とクリスの尽力でマリアの野望と一旦は退ける事に成功した。
「Superb Song Combination Arts」
響が最大の局面で使った必殺の一撃。
三人分の絶唱を響が調律、負荷を一身に受ける事で途方も無い力を生み出す必殺技だ。
「響…」
翼とクリスの負荷は軽減
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