月下に咲く薔薇 14.
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いう事もないというのに。30メートル級機でわざわざ躱して見せ、対するオズマを嘲笑する。
それが、アイムのやり方だ。
ロックオン達の為に稼いでやれた秒数も、おそらくはオズマの予想を下回っている。
「ちっ!」と、コクピットでオズマが舌打ちした。
狙われてなるものかと、ロックオン達は高速で不規則なマニューバを描く。
一方で、アリエティスは下から上への垂直な直線を引き続けた。
ZEXIS3機の為に、エクシア、キュリオス、SMSのオズマ機、クランのクァドラン・レア、アルト機が増援に加わろうと更に高度を上げる。
空中でソレスタルビーイングやSMSが、地上から黒の騎士団やニア姫達が見守る中、アイム機に最強の殺意が漲る。
直後、誰にとってもまさかの事態が起きた。
矢のように上昇するアリエティスが、急速に距離を縮める次元獣目掛けブラッディ・ヴァインを解き放ったのだ。
Dフォルトは発光したものの、全く効果がない。
しかも、4本の赤い光はライノダモンの装甲皮を右側面から裂き左側にまで抜けていた。
次元獣の絶叫は一切声にならぬまま、空しく口が開閉する。
妖しく浮き上がる4本の光が赤い水晶柱に変化した時。ライノダモンの全身は大爆発を起こし、夜空で光の粒を収束させると瞬く間に消滅した。
クロウのみならずアイムの所行に気づいた全員が、戦闘中にもかかわらず無防備な状態で機体の動きを止める。
これは、事実か偽りなのか。目撃した者は皆、判断に迷う。
アイムが消滅させたものは、自らが敵地バトルキャンプに放った破壊の使徒だ。つまり、インペリウム帝国の幹部が自らの手で帝国自慢の次元獣を始末した事になる。
− 15.に続く −
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