第3章 リーザス陥落
第59話 レイラを救え
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、って訳じゃないだろ?」
「当たり前だ。オレ様をあのガキと一緒にするんじゃない」
ランスは、胸を張ってそう答える。
これは、完全なやぶへびである。ランスは遠まわしに認めてしまったと言う事なのだから。
「……なら、アイツ等全員 ユーリに惹かれてるのも判ってるって事だろ?」
「……ぐ……むむむむ!!」
全世界の美女はオレ様の物、を信条としているランス。他人に取られる事を嫌うランス。……だからこそ、認めたく無かった様だ。ただ、ユーリがそう言う気配をみせなかったから、これまでは別段意識しなかったようだが。
「ふん! 所詮アイツは、戦闘馬鹿だ! ガキだし、女に興味など100万年早いと言う事だ! ま、あいつが気づく筈もない、最後にはアイツ等はオレ様に寄ってくるのだ! がはは!」
ランスは、そう言うと大股で歩いて行った。その後ろ姿を必死に追いかけるのはシィルだ。
「ら、ランス様ーっ! わ、私も行きますっ!」
少々重たい荷物をなんとか頑張って運ぶシィル。
文句言わずに運ぶ所を見ると、彼女がランスを想う気持ちは本気であり、本物……と言うやつだろう。
「あー、ランスには勿体無いねぇ……、シィルともヤってみたいな……」
ミリは、そう言いつつ、舌なめずりをしつつ、後を追いかける。
そのまま、ユニコーンを目指して 先へと進んでいくのだった。
〜モンスター紹介〜
□ 聖獣ユニコーン
迷いの森に生息している聖獣。
繊細であり、敏感なモンスター。……実はレア女の子モンスター?とも言われているが、汚れなき乙女以外が近づくと逃げてしまう。
ユーリが言っていたのは以前に得ていたモンスターの情報であり、そこまで正確ではなかったが、大体は合っている。
大人数で行った場合はほぼ100%逃げられてしまう。
……今回のパーティでは、汚れのない女の子が約2名程いるので、絶好の機会だったりする。
〜場所紹介〜
□ 迷子の森
ラジールの町の東に位置する広大な森。
名の通り、ここでに入ってしまえば高確率で迷子になってしまうし、アナウンスもしてくれないから、取り残されてしまう可能性大である。
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