ドキドキ・リュウゼツランド 後編
[6/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
んなことより、さっきジュビアさんとソフィアが消えましたけど、あれってどうなってるんですか?」
俺が質問を投げ掛けるとルーシィさんは何から説明すればいいのか、困った顔をしている。俺とウェンディがルーシィさんの方を向いていると後ろから声が聞こえてくる。
「きゃっ!!」
「おっ!!」
シェリアとレオンの声が聞こえたのでそちらを向くと、そこにいるはずの2人の姿が見えない。
「あれ!?レオン!?」
「シェリア!?」
俺とウェンディは突然消えてしまった2人を見つけようと少しレオンたちがいた方へと辺りを見回しながら進む。
「シリル!!ウェンディ!!今そっちいったらあぶないわよ!!」
「「?」」
ルーシィさんが何を言いたいのかわからずキョトンとしながら顔を見合わせる俺とウェンディ、だがルーシィさんの言う通り、確かに俺たちのいる場所は危険地帯だった。
ヒュゥゥゥ
後方から何かが向かってくる音が聞こえ、俺とウェンディは振り返る。その俺たちの目の前にはさっきソフィアとジュビアさんをさらっていったピンク色のものが向かってきていた。
「危なっ!!」
俺はとっさにウェンディを抱えて避けようとした。が!!
ガンッ
「うわっ!!」
「痛ッ!!」
気づくのが遅く、ピンクのものを避けきれずに俺とウェンディはその物体に連れ去られていき、
ストッ
ウォータースライダーへと着地しそのまま流されていく。
「な・・・何これぇ!?」
「これってさっきグレイさんたちが乗ろうとしてた『ラブラブスライダー』なんじゃ・・・」
ウェンディの予想が的中しているのだろう、俺たちの乗っているスライダーのスタートラインと思われる位置に2体のキスしている天使の像が見える。これはさっきリオンさんやジュビアさんが乗ろうとしてた『ラブラブスライダー』だ。
「ん?ラブラブ・・・?」
つまり今乗ってる俺たちははたから見たら他人に抱き合っているのを見られても恥ずかしくないくらい互いを愛でているバカップルってことになるのかな?そう考えると少し恥ずかしい気もするけど、これはこれで嬉しい気もするから不思議だ。
(かあ〜/////)
ウェンディも同じことを考えているのか、顔を真っ赤にしている。そんなウェンディも可愛くて、俺は少しその小さな体を引き寄せ互いの体を近づける。
「し・・・シリル!?/////」
いきなり抱き寄せられたウェンディはさらに顔を赤くしていく、
「ら・・・ラブラブスライダーっていうくらいだし、これくらいしてもいいよね?/////」
「う・・・うん/////」
自分で引き寄せておいてなんだけど、少しずつ恥ずかしくなってきた俺も顔が火照ってきた。たぶん今のウェンディ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ