ドキドキ・リュウゼツランド 後編
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んとプールの水面を体を回しながら滑っていく一夜さんを見つめる。
「あれが女の子だったらソフィア頑張って助けるんだけどなぁ」
「ソフィアっていつもそんなことしか考えてないの?」
ソフィアに対しウェンディがそう言うと、ソフィアはニコッと笑いながら「うん!!」とうなずく。今日のバトルパートでも何やらやってたらしいし、ソフィアの変態は天性のものなんだろうな。
「ソフィアって絶対仕事の指命とか女の人から来ないだろ」
「え?仕事の依頼って指名とかあるの?」
レオンの言葉に反応したのは俺。仕事ってリクエストボードとかに貼ってあって自由に選べるものなんじゃないのか?
「普通は評議院から回ってきたのを自由に選ぶんだけど、依頼主がどうしてもって時は魔導士を指名することもできるんだよ」
「うちだとリオンくんとかジュラさんがよく指命されるな」
「「へぇ〜!!」」
シェリアとレオンの説明にウェンディと俺は感嘆の声を漏らす。そんな制度があったのか、知らなかった。
すると、レオンにそう言われたソフィアが「フフフッ」といきなり不気味に笑い出す。
「レオンはソフィアが女の子に指命されないと思ったでしょ?」
「ああ」
「じ・つ・は!!人魚の踵で一番女の子からの依頼が来るのはソフィアなんだよ!!」
「「「「・・・え?」」」」
ソフィアが何を言っているのかわからずに固まってしまう俺たち、ソフィアが女の子から・・・一番人気がある・・・?
「「「「えぇーーーーー!?」」」」
俺たち4人の声が被さる。しかし、叫んだ後にシェリアが何かに気づいたような声を出す。
「あ・・・もしかして・・・あの魔法?」
「ピンポーン!!」
シェリアの問いに人差し指を立てて返事をするソフィア。
「あの魔法って何?」
「返し魔法じゃないの?」
俺とウェンディはシェリアの言うソフィアの魔法が気になり質問する。ソフィアの魔法は返し魔法というどんな魔法でも返せる魔法のはず。だけどそんなのが女性人気1位に繋がるとは思えない。もしかしてソフィアはもう1つ何か魔法が使えるのか?
俺たちが質問すると待ってましたと言わんばかりにソフィアは顔を近づけてくる。
「じゃあ!!2人にかけてあげようか?」
「いや、いいや」
「嫌な予感しかしないもんね」
ソフィアの提案は即却下。こいつの今までの行動から察するに絶対変な魔法な気がするもん。ここは避けておくべきだと俺の勘が言っている。
「ちぇっ!!それじゃあ・・・」
ソフィアはシェリアに視線を送るが、シェリアは素早くレオンの後ろに隠れる。ソフィアはレオンに魔法をかけようとも考えたようだが、さすがに思い止まったようだ。そしてソ
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