ドキドキ・リュウゼツランド 後編
[3/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
さえて隠すようにする。前から言ってるけどウェンディ押さえる時力入りすぎていたいんだけど。
「ソフィア何してるの!!」
「いいじゃん別に。男いないんだし」
「隣にレオンがいるんだけど・・・」
ウェンディがいきなり胸元を漁るソフィアに怒鳴ると全く気にした様子もなく答えるソフィア。シェリアの言う通りレオンが隣にいたけど、ソフィアの正面には俺もいるのをお忘れなく。
「っんしょ・・・はい!!」
ソフィアが胸から取り出したのは折り畳まれたビーチボール。なぜそんなところにしまっていたのか気になったがあまり追求するとウェンディにどこ見てるのか突っ込まれそうなのでやめておく。
「これ膨らませてビーチバレーしようよ!!」
「「「賛成!!」」」
そういってソフィアはレオンにペッタンコのビーチボールを渡し膨らませてもらう。レオンは肺活量があるのか、俺たちが海合宿で使ったほどの大きさのあるビーチボールも楽々膨らまし終える。
「ほれ、できたぞ」
「サンキュー!!じゃあ始めよ始めよ!!」
俺たちはラリーができるようにと円形に少し広がる。幸い俺たちのいるプールには今人がいないため、多少スペースをとっても大丈夫になっている。
「ほれ!!」
レオンがアンダーサーブでボールをあげてウェンディたちもトスなどをしてボールを回していく。シェリアとソフィアはいつもやっているのか、大変ボールの扱いがうまかったりする。
そんな感じでしばらく遊んでいると
「食ったら力が湧いてきた!!」
遠くの方からナツさんの声が聞こえそちらを見ると、砂煙を巻き上げながらプールサイドを走っているナツさんと一夜さんが目に入る。
「ナツさん!!」
「何やってるだよナツさん・・・」
ウェンディと俺はそう言う。プールサイドは滑りやすく転びやすいから走ると危ないのに、そんなことなど関係なく2人は全力疾走している。
「さっきのショーもだけど、妖精の尻尾って面白い奴多いな」
「“愛”だね」
レオンとシェリアはその様子を見ながら楽しそうに笑っている。
「どうせ走るならエルザさんとかミラさんとか走ってくれればいいのになぁ」
「?なんで?」
「揺れるから!!」
ナツさんと一夜さんの走る姿を見てソフィアがそう言う。ソフィアがエルザさんたちが走る姿を見たい理由あまりにも予想通りだったため、質問したシェリアは苦笑いするしかない。
ズルッ
「メェーーーーン!!」
「わああああああ!!」
走っていた一夜さんが足を滑らせ転倒し、ナツさんがそれに巻き込まれて体を回転させながら飛んでいく。
「すごい飛ばされ方だね」
「何やってんだか」
シェリアとレオンはそう言いながら飛んでいくナツさ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ