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RSリベリオン・セイヴァ―
第七話「大陸の猛者」
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、今じゃお母さんと一緒に住んでんの。でも、世間の風当たりは急に厳しくなってさ? いつも希望も何もない日々が続いて、このままじゃ一生、一夏には会えないんだろうなって思っていたら……ISの存在を知ったの。何か強い力を持てば今の暮らしとは違う何かがあるんじゃないかって。そう思ったの……」
「そう……」
しかし、世間が急に厳しくなったのは、おそらくISが原因だろう。それを知らずに今、彼女は自分と母親を苦しめていた元凶を自らの力として受け入れてしまった。おそらく、彼女がIS操縦者になったことで、今までよりもさらに彼女の母親が苦しむことになりうると思う。
「……?」
すると、目の前のベンチでチンピラともがシャブをしていた。できるだけ目を合わせない方がいい。と、いうよりも早くこの場から立ち去った方がいいな……
「フッフッフ……」
しかし、凰は足元に転がっていたそこそこ大きな石を片手で拾い上げると、それを思いっきり……
――今度は何をする気だ!?
案の定、拾い上げた石は見事チンピラの一人の額に命中。俺たちは、怒り狂うシャブ中のチンピラ達に凶器を向けられて追い回されることに……
しかし、そのチンピラも目の前に突如出来上がった落とし穴に引っかかって身動きがとれなくなる。
――助かった……!
またしても弥生がやってくれたようだ……

それから気付くと、辺りはすっかり夕暮れになっていた。
――もう帰りたい……
今日は一日中、凰に振り回されて散々な目に会った。弥生がいてくれなかったら、今頃どうなっていたことか……
「日が暮れだしたころだし、もう帰ろうぜ?」
「何言ってんの? 今日は、夜までパーッとやるわよ!」
「うそぉ!?」
「……って、いいたいところだけど? もし、お願いを聞いてくれたら先に帰ってもいいわよ?」
「本当?」
「うん、明日のクラス代表戦の試合だけ一夏と変わってくれない?」
「え?」
「アタシは、一夏と戦ってみたいの! アイツが、どれだけ強くなったのか……この体で感じたいのよ?」
「……」
――つまり、そういうことか?
「……で、俺に代われって?」
「そう! ……いいわよね?」
「千冬の先公にどう言い訳すりゃあいいんだよ?」
「ねぇ? 嫌ならこの後、エリア15の歌舞伎町へ行こうよ?」
「譲ります! マジで譲ります!!」

「ったく……どうして、次から次へ苦手な奴らが現れるんだろ?」
寮で、狼と弥生の帰りを待つ一夏は、ベッドに横たわっていた。
凰鈴音、確か小学校の低学年の頃に自分のクラスに転校してきた勝ち気で強引な少女、運悪くそんな彼女が自分の隣の席に座ることになってしまった。授業中はしょっちゅうチョッカイを出してきた鬱陶しく、さらに五月蠅い。
毎日学校の帰りは、互いの家は正反対なのに一緒に帰ろうと強
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