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RSリベリオン・セイヴァ―
第七話「大陸の猛者」
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午前、IS学園のアリーナではISによる模擬授業が行われていた。
各生徒は、それぞれISを装着して技能を行っている。その中で俺と一夏は、スク水型パイロットスーツを着ている女子たちの中で、二人揃って制服姿となって授業を受けている。
前回、裏政府が学園へ俺たちに、あの``ピチピチタイツ``を着ないよう言い訳をしておいてくれた。
確かに、あれを着るなんて……男始まって以来、末代までに続く大恥になるな?
今回、俺が直接基礎を一夏に教えることになった。本来は、教員である千冬の役目である者の、『男性用のISは、従来のISと違って設計や操縦論まで何から何まで違うらしい』という政府直属の報告の元、専門の人間が来るまで俺が代わりを果たすことになったのだ。
「とりあえず、展開してみるか?」
「はい、楽しみにしてたんだよな……」
ウキウキする一夏は、左手を前にかざした。RSは、それに応じて彼のかざした掌から光の円陣が現れ、そこから彼専用のRSが現れた。
RSは一様ISと偽っているが。IS=パワードスーツとRS=近接武器という形では大きな差が生じる。しかし、それでも女子たちからは斬新な光景だと目を丸くしながら一夏の展開を見る。
一夏は、俺から貰ったRS「白夜」を展開させた。彼のRSは、白い鞘に刀身を収めた黒い柄の真剣である。
「これが……でも、狼さんのほうが二本もあってデラックスだな?」
羨ましい顔でこちらを見てくるが、彼の持つ白夜は防御力に優れた長期戦タイプだ。
一方で零場合は、攻撃力は高いものの、防御力は白夜より低いため長期戦では息切れを起こしそうになる。
「防御力はそっちが上なんだぜ? 一夏のほうが俺より安全面が高いってことだよ?」
「そういうものかな?」
「とりあえず、今回の授業で一通りの事を教えるよ?」
――どちらかといえば、俺って教えられる方のタイプなんだよな? 教えるって言っても上手くできるかな……?
そう、俺は昔から人に教えるようなタイプではない。どちらかといえば人に教えてもらうほうの人間だ。だから、教える器のない俺が果たして一夏に上手く説明することができるか……
こういうときに、弥生がいてくれれば助かるのだが……幸い、彼女はRS専用の整備係というので、模擬授業ではベンチでこちらを見守っている。ま、何かあれば彼女が駆けつけてくれるから大丈夫だ。
俺は、蒼真に教わった通りのことを覚えている限りで一夏に教えた。
「……わかるかな?」
「ええ……大体わかります。でも、武器を持つって形だから自分の体を動かすような動作でいいんですよね?」
「そうだね。だいたい俺もそういう感じでやってるよ」
何度も言うが、RSの本体は近接武器である。よってそれを展開したといっても本体を手に持つだけの形だ。だから、それを手にして体を動かすなどは誰でも出
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