Another96 デジモンカイザー
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な。こいつはかなりの外道に間違いねえ)」
ヒカリ「酷い…」
タケル「大輔君!!ヒカリちゃん!!賢君!!あれを!!」
漆黒の輪を装着され、暴れているケンタルモン。
こちらの存在に気付くと、凄まじいスピードで襲い掛かる。
大輔「ブイモン!!」
ブイモン[へい、お任せ!!ブイモン進化ああああああ!!!!]
クルクルと回転しながら叫ぶが、何の変化もない。
大輔「進化しない?まさか…」
周りを見渡すと、ダークタワーが見えた。
賢「(ダークタワー…まずいな、紋章を現実世界に忘れてしまった)」
ダークタワーがある状態で進化するためには、紋章かダークアンチプログラムが必要不可欠なのだ。
現実世界に戻り次第、紋章を取りに行かなくては。
ダークアンチプログラムの製作も急ごう。
ブイモン[舐めるなよ!!進化出来なくてもお前くらいは!!]
ロングソードを抜いて、漆黒の輪のみを斬り裂いたブイモン。
漆黒の輪を失ったケンタルモンの目に理性の光が宿る。
[君達は…?]
ブイモン[正気に戻ったかケンタルモン。良かった。一体何があったんだ?]
大体のことは前世とほぼ同じかもしれないが、もしかしたら違う部分があるかもしれないと思い、ケンタルモンに尋ねてみる。
ケンタルモンの話によると、突如現れたデジモンカイザーと名乗る人間がデジモン狩りを始めたらしい。
狙われたデジモンは漆黒の輪を嵌められ、カイザーの意のままに動かされるまるでロボットのように。
それだけではない。
漆黒の輪から逃れることが出来たデジモンは、強力なデジモンなら洗脳、弱いデジモンは、最初に洗脳された弱いデジモンを含めて殺されてしまうらしい。
話を聞いていた大輔達は胸糞悪い気分になる。
大輔はこれでは前世のデジモンカイザーより遥かにタチが悪いと感じていた。
デジモンカイザーだった賢も例え弱いデジモンでも労働力として使い、恐らく無意識に死を避けていたが、そいつはそれ以上に酷い。
ヒカリ「人間がデジモン狩りだなんて…デジモンの王だなんて…馬鹿みたい!!」
賢「……………」
大輔「(賢のダメージが酷いな)とにかくデジモンカイザーのことについてはここまでにして、ケンタルモンを安全地帯に運ぼう」
タケル「そんな場所あるの?」
大輔「ピッコロモンとか…」
タケル「ピッコロモンの家ってどこ?」
大輔「…知らねえ」
ヒカリ「聖竜学園の電脳空間じゃ駄目なの?あそこ最大だと地球並みに広いんじゃ」
全員【それだ!!】
安全になるまで聖竜学園の電脳空間にいてもらうことにして、電脳空間に転送した。
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