外伝 シンフォギア編 その1
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「なっちょっと緒川さん…私はまだミライと…」
響と翼は彼に連れられて退出。
「仕事といっても、君に課せられるのはノイズとの戦いだけだが…」
そ後ろから弦十郎が言う。
「じゃぁちょっと調べ物をさせてください」
「ここでか?」
「シンフォギアの事、知らない事が多すぎるので」
「それなら、私に聞いて頂戴。何から何まで全て答えてあげるわ」
「あ、本当ですか。ありがとうございます」
「その代わり、あなたの体、調べさせてくれないかしら」
「だ・め、です」
にっこりと拒否。
コンソールの一つを貸してもらい、櫻井了子が提唱したというシンフォギアシステム…通称、櫻井理論を表示する。
「余人が見ても分るものでは無いのだがな」
と、やることが無いのかミライの後ろに居座る弦十郎。
「それはそうよ。私としては、懇切丁寧に、分りやすく注釈も入れながら説明しているつもりなのだけれどね」
「他の研究者でも了子くんの言っている意味の半分も理解できないのが現状だ」
「つまり、櫻井さん以外は誰にも分らない技術と言う事ですね」
しかしミライはスクロールを続ける。
「特定振幅による聖遺物との共鳴。増幅。そして変換。物質の分解に再構成。さらにエネルギーの物質的固着化」
すらすらとモニターを流し読み。
「装着者の意思を汲み取り反映するオートリファイン…それゆえにギアの変形に自由が利くと…」
だが…
「装者と聖遺物の間の力の変換によるバックファイアがリンクの低い場合起こりうる…と。うへぇ」
「あらぁ、中々理解が早いじゃない」
「もしかしたらわたし、こう言うの得意だったのかもしれないですねぃ」
と言って資料に目を通し続けた。
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