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デュラララ!! cross,world≠異世界の狂者達の宴
立場逆転
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だ。
 発射する仕組みは同じでも発射する過程の中で、超能力が使用されてるか機会任せの問題で上条の右手は左右される。
 よって幻想殺しは死ぬ気の炎を打ち消す事は不可能なのだ。
「クッソ………………役立たずだな、俺って」
 静雄は遮蔽物を利用し避ける避ける。でも、それだけだった。
 反撃する隙は合った。攻撃する余裕は無かった訳じゃない。
 なら、何故だ? 余裕なのか?
 死ぬ気の炎を灯した少年と平和島 静雄は押し留まった。
 力は互角――――なら、技量で左右される。
 静雄は喧嘩慣れしてるのは一目瞭然だ。だが、トランクス一丁の少年は喧嘩慣れしてるよりは直感で動いてる様な動作だ。
 獣の様な…………荒ぶる少年は額の炎を揺らし拳を振るった。
 静雄は常人を超えた脚力で回避、距離を取った。建物を利用し逃げる避ける回避する。
 肉体的スペックも互角だ。
 距離を取っても死ぬ気の少年は常人を超えた脚力で静雄の一手先を進む。
 ほぼ互角の肉体同士の衝突は爆弾そのものだ。
 ガードレールを引っこ抜き投げる。自動販売機を持ち上げ投げる。店の看板やゴミ箱を投げる。投げる。投げる。
 投げる。投げる。投げる。投げる。投げる。投げる。打撃戦から中距離〜遠距離戦に変わった。

「オラァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 自動車をぶん投げた!?

「ぶっ倒すッ!!!!!!」

 蹴り返した!?

 化物達の怒涛は繰り返され宴は終える。
 表札やバイク等を使った近距離戦や殴り合い。互角の彼等の決着を付かず離れずの『喧嘩』は池袋の街を狂わす。
 計算された喧嘩の先は精算的だった。
「最初の予定よりズレた結果だけど進む道は一本道だ。
 なら、収束点を目指せば寄り道しても。いずれは目的地で逢えるんだよ」
 元凶は笑った。
 予想以上の結果に、予想以上の功績に。
 まさか…………沢田 綱吉の死ぬ気モードと互角なんてね。
 平和ボケした奴らだと思ってたけど案外やるね。見直したよダラーズ――――いや、日常を嫌った人間達。
 上条 当麻は幻想殺しの効果を発揮できず自分の不甲斐なさに自分を責めてるね。
 まぁ、首無しライダーや妖刀『罪歌』だと発揮するけど上条 当麻はアチラ側ダラーズ勢力の仲間入りするだろうし今の所はパスだ。
 折原 臨也も現在はパス…………でも、要注意人物だからルルーシュ頼むよ。
 他の奴等の仕事は順調かな? この調子だと仕事ベースが遅れちゃうよ。
 限られた資材を有効活用するのは天才? 違うな〜違うんだよ。限られた資材を有効活用するんじゃなくて限られた資材を大胆に! 凡人の想像と推測を超えた可能性を! 僕達は叶えるんだ!
 彼等の夢を、彼等の願望を! 彼等の理想を!
 資材を無駄使いするのも一興だ。
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