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デュラララ!! cross,world≠異世界の狂者達の宴
立場逆転
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なんだ―――――服、着ろよ」
折原 臨也は傲慢だ。怠慢だ、強欲だ。
彼を知る人間なら知っている。奴は糞野郎で、変態で、人間好きだ。
自分を特別な存在だと、自分は選ばれた人間だと彼は自負する。でも、自負すると同時に、それを否定する。
「俺は人間さ、人間好きの普通の人間なんだよ」
普通の神様…………平凡の神様――――アイツを殺す権利をくれ。
イライラすんだよ、アイツの言葉は。アイツの存在は。
薄々、俺は気付き始めた。
今回の事件…………奴の仕業だと。心の中で、奴のアホヅラを思い浮かべる。
―――――――ぶっ殺す。
―――――――――――殺す、殺す、殺す。
――――――――――――――――…………¨¨¨¨・・・・
死ぬ気で・・・・・・・・・静雄を倒す?
無理だろ? 勝てる訳ねぇじゃん。奴は人間を超越した化物だぜ? 例えるならスーパーマン・・・・・・それ以上だな。
人間じゃねぇよ、強ぇ以前の問題だ。殺されるか半殺しの二択だよ。
機嫌が良ければ半殺し、機嫌が悪けりゃ・・・・・・・・・殺されるな。まぁ、実際の所、静雄の奴が人を殺したなんて噂話は拡がってるが、所詮は噂だ。
アイツ、根はイイ奴なんだぜ? それは保証する。でもなぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・あっ、やべー結構長話しちまったな〜ものの数分で終わると踏んで話ちまったが、こりゃ〜参ったねー。
ともあれ平和島 静雄は善人なんだよ、基本的には。
でも、怒らせるな。逆鱗に触れるなよ。
触れたら最後、お前は死ぬぜ?
死ぬ気のアッパーは静雄の顎を掠めた。
死ぬ気の蹴りは静雄を吹き飛ばし荒れる。荒れる。荒れる。
「静雄さん!」
上条は叫んだ。
ハイレベルな喧嘩―――――違う、喧嘩なんかじゃない。
その光景は化物と化物の争いそのものだ。
「死ぬ気で倒す!!!」
奴らの拳圧で建物を揺るがしビルや店のガラスは割れた。
拳圧でだ、人間じゃぁ到底不可能な芸当を軽々くやってのける化物達は暴れる。暴れる。暴れる。
止めるなんて不可能だ。人間の力じゃぁ止められない。
上条は考える。
アレは異能の力なのか? 異能なら幻想殺しで…………でも、その痕跡は―――――あの額の炎はなんだ?
トランクス一丁の少年の額、炎が灯ってるぞ。
上条 当麻は知らない。
死ぬ気の人間の生命力を濃縮、圧縮した高出力エネルギーだ。
幻想殺しの効果は異能の力のみ。死ぬ気の炎は生命エネルギー、打ち消す事は不可能だ。
不便だが、便利な右手は本物の超電磁砲を掻き消す事はできない。
超能力で発射された超電磁砲なら可能でも、元々の根本的理論は違うの
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