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デュラララ!! cross,world≠異世界の狂者達の宴
立場逆転
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亜寿司だなー今日は色々とスキッリしたし奢るよ」
「えっ…………でも、」
「遠慮すんなよ、ガキは大人の好意には甘えるモンだぜ」
二人のバーテン服は池袋の街を歩き、不幸の能力と無能力《最強の肉体》は語り合った。
何故、上条 当麻は別の世界…………異世界の池袋にやってきたのか。
何故、上条 当麻は不幸なのか。
何故、別の世界の状況を把握しているのか。
「オー、シズオーイラッシャイネー」
黒人の店員は変だった。
そりゃぁ露西亜寿司って名前の寿司屋も変だけど店員は片言の日本語で接客するし店長らしきオッサンは怖そうだし。でも、中は案外普通かもと思った矢先。
「オットー、見ない、顔ネー」
黒人の店員は上条を見るとふむふむと呟き、笑った。
なんだろ…………なんか解ねぇけど見透かされてる様な。
心の底を見られてる様な錯覚を感じ、一歩後ろえ下がると…………奇妙な視線を感じた。
背後から見られてる? な訳ねぇよな〜店の中はスッカラカンの状態で客は俺と静雄さんだけだし。
「あぁ、コイツは俺の…………うーん。
待てよ…………俺とお前の関係ってなんだ?」
「言われてみると、そうですね」
「まぁ、じゃあ、後輩だ。
そうだ後輩だ、それでOKだ」
適当な決定で静雄はカウンター席の中央に座った。
なら、俺もっと。上条は静雄の隣の席に座り、店内を見回した。
「珍しいか?」
今度は怖そうな白人店長から声を掛けられた。
「珍しいって訳じゃないですけど…………寿司なんて久々だなーって思いまして」
しかも回る寿司じゃなくて回らない寿司屋なんて人生で初めてだ。
まぁ、珍しいでも間違いじゃないが。初めての体験で緊張の様な感じた。
「そうか、ならたらふく食ってけ」
静かな笑顔で白人店長[怖そうなオッサン]は言った。
てか、日本語ペラペラだな。黒人の方の店員はまぁまぁって感じだけどオッサンはペラペラ過ぎて凄いぞ。
うちの腹ペコシスター様も日本語ペラペラだけど…………なんだろな〜やっぱり英語とか覚えた方が良いのかな?
「今日のおすすめは?」
予め置かれていた手拭きで手を拭きつつ静雄は言った。
「………………大トロだな」
「おし解った。
なら、一番安ぃコースを頼むぜ」
「あいよ」
即答だった。
間の空いた返答で察したな。
あぁ、でも、大トロは…………いやいや! 奢ってもらうんだ! 安かろうが高かろうが関係ネェ!!
でも、でも、でも…………ほんのちょっぴり残念な上条だった。
「オー、自己紹介をワスレテタネェー、ワタシ、サイモンネェー」
「ぁーはい…………上条 当麻…………です」
大トロを逃しテンションdownの上条さんの声は弱々しく儚げない。
でも、そんな小さい声を聞
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