025話
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カルデアからレギンレイヴ城へと帰還したメル、希望の一行が戻ってきた事で城で待っていた人達は一気に沸き立ち戦士達の帰還を喜ぶ。がそんな中酷く慌てた様子のエドが走ってくる、その表情に浮かんでいるのは焦りと驚き。
「み、皆様大変で御座います!!」
「如何したんだエド?」
「其処にチェスの駒を名乗る男が!!」
「何っ!?」
突然のチェスの駒がいるという知らせ、襲撃しに来たのか理由は定かではないが何らかの理由で来たのは間違いないだろう。
「子供たちと〜!!!遊んでおります」
「「「「「だぁああ!!?」」」」」
待っているとか暴れていますという言葉が来ると思っていたのかメルの一同は思わずズッこけた。よく見てみれば子供たちは笑顔でチェスの駒を名乗る謎の男と遊んでおり危害を加えられている様子は一切無い。どうやら本当に遊んでいるだけのようだ。
「な、何者だお前!?」
「んっやっと帰ってきたか〜待ちくたびれたよ。まっ子供たちと遊んでたから楽しかったけど♪」
「え〜?もっと遊んでよ〜」
「はっははごめんね」
子供たちの頭をなでてこちらに向き直る男、黒い身体にローブを羽織り舌を出した骸骨の面を付けている。だがその声は酷く穏やかで近所の子供好きの面倒見の言いお兄さんという言葉が見事に当て嵌まるような雰囲気を醸し出している。
「ナナシってどの人かな?その人に会いたがってる人がいるんだけど」
「ナナシは自分や、伝言ご苦労はん骸骨仮面さん」
「俺は13星座のアッシュ。そして俺が戦いたいのはギンタ君、君さ」
13星座、つまりこの男もナイトクラスの内の一人。ラプンツェル並の実力者という事になる、そしてキャプテンであるギンタと戦いたがっている所を見るとかなり自信があるように思える。最後に子供達に手を振って消えていくアッシュ、これからは奴と戦う事になる。気を引き締めて掛からねば。
そして翌日
「おはよう御座います、皆さんよく眠れましたか?」
「あんまり〜………(スノウ)」
「一睡も出来てねぇよ、文句あるか?(ギンタ)」
「ずっと女の子のこと考えてましたー!(ナナシ)」
「………一晩中ドロシーの相手してて寝てねぇよ……(ジーク)」
メルの主力、全く眠れてないという事態、思わずポズンも呆れてしまう。ジークはディアナに洗脳されかけたという事で少しでもディアナの力が残っていないかというチェックという名目のイチャつきが原因で全く眠れていないっというかドロシーが眠らせる気がなかった。
「今回より私ポズンがダイスを降らせていただきます、宜しくお願いします」
「イカサマしたら殺すからな」
「す、する訳無いじゃないですか!(やる前で良かった……)で、ではっ!!」
少々言葉を濁らせてからサ
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