95章 詩織の信也への一途な思い
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
だから、やっぱりね、世の中で、幸せのままであり続けるって、きっと難しいのよ。
だから、ふっと、今は最高に幸せなんだけど、不安な気持ちがよぎるの。
でもね、でもね、わたし、しんちゃんの優しさには、不安も何もかも、忘れられるの!
だから、今は、しんちゃんが、わたしのすべてなの!・・・
そんな思いに、そっと胸を熱くして、澄んだ眼差しで、少しうつむくと、
21歳、早瀬田大学3年の詩織は、ショートボブの髪と首筋を、指先で触れた。
ショールームのエントランスの前で、詩織は、ちょっと信也の横顔を見た。
詩織のやわらかな小さい手が、信也のがっちりとした大きい手を、強く握りしめた。
≪つづく≫ --- 95章 おわり ---
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ