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ホウエン地方LOVEな俺がゲームの中に吸い込まれちゃった
真実
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ある程度、察しついてるんです」

 ほう。

「私……貴方に惚れてしまったんです」

 へえ。














 ……は?





「あの見事なポケモンバトルの腕。その容姿。表情……そういうの全部ひっくるめて大好きなんです!」




 ───コノ子ハ何ヲ言ッテイルノカネ。




「一目惚れってやつですね……あぁもう貴方を見ているだけで私もうドキドキしてしまって……」


 お、おっと……。


「私、町中で倒れたでしょう?その時、見間違いだと思うんですけど私を殺した人らしき人影を見たんです」


 ……。


「でもその後、普通に接して励ましてくれた……もうアレでコロっといっちゃいました私。惚れたからこそ自分の身体に入れて貴方と共に過ごせたんだと思います」


 ……え、えっとこれ、何?どう反応すればいいの?


「復讐心なんかその時ぶっ飛んでしまいまして、」


 ちょ、ちょっと待って……。何か様子がおかしいよ?
 さっきの幽霊モードとは違うけど、黒い?いやピンク?そんなオーラが見えてるよ?心なしか俺を見る目もぞわぞわするし……。



「貴方のことを考えるともう堪らないんです。あ"あ"……」



 そ、その恍惚の表情はな、ななな何だ。



「もう貴方の全部が欲しい」



 き、気のせいかな……目のハイライトが消えていってる気がするんだが。



「貴方の……」


「力」


「心」


「腕」


「足」


「瞳」


「全てが愛おしい……?」



 お、おい……。今語尾にハートマークが見えたぞ。あとよだれ。そんでもって?に手を当ててもう片方の手で自分の身体弄るのもやめてくれ。いやマジで。百円あげるから。



「だから、私に全てをください?」



 す、全て……?




「文字通り貴方の臓物から◯◯、脳みそに眼球。ぜーんぶです?」




 そう言ってソイツはゲンガーを呼んだ。どうやらバトルでもするらしい。てか今更だけどなにこれ。前半悲しい感じのお話だったよね。下手くそが書いた二次創作並に急激に流れ変わってるんだけど……。



「貴方と◯◯したいですし、息が覚束なくなるくらいのキスもしたいですし、◯◯に◯◯が◯◯◯◯ですし、髪の毛一本一本から足の爪の垢まで全部口で味わいきったあと……」



 これ以上奴の口を開かせるとR18タグをつけなくてはならない。
 そんな無限に湧いてくる蛆虫が這い上がってくるような、熱烈なアプローチに、俺はこう思った。


(気持ちわ
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