第3章 リーザス陥落
第57話 レッドの町の戦い・決着
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不思議です」
「がははははははは!! ぶたバンバラを対象に据えるとは、意味が判らんぞ、ヘルマン!がはははは!!」
「ぶ、ぶっ……! 違うわーーーっっ!!」
ランスとシィルの毒舌に、顔を真っ赤にさせるフレッチャー。側近の二人も呆気にとられたのだろうか、言葉を直ぐに出せなかった。
だがランスなら兎も角、シィルが毒舌を発するとは……、と一瞬思ってしまったのは無理はないだろう。だが、彼女は本気でぶたバンバラだと思っているのであり、そう言っても不思議じゃない程太っているのだが……。
「ぶたバンバラに失礼って思うくらいの体型ね。でも、あれがヘルマン軍の司令官、フレッチャーみたいだから、とにかく倒してしまいましょう」
更に追い打ちをかけるが如く追撃をかけるのは志津香だ。挑発してるつもりは志津香には無い。……元々志津香は思った事は言う性質だから。それは勿論、事恋愛状は別だけど……。
「……元々聞かなくなった事もあったし、ハンティにも聞いてたが……見る影もないとはこのことなんだろうな」
かつては、人類史上最強の格闘家として名を馳せていたと言われているフレッチャー。
その格闘技能はLv3と言われ、歴史上でも彼1人しかいないとさえされている。
幾らそれだけの力を持ってたとしても、怠惰な生活を続けていればああなってしまう。反面教師と言う事で、身に染みておいた方が良いだろうか? 自分も怠けすぎればああなる可能性もあるから……とユーリも思っていた時。
「ユーリさんは、あんな風にならないですかねー!!」
「やめてくださいっ!! そんな事想像するだけで、失礼です!」
トマトは考えを読んだかの様に否定し、ランはありえないと言い切った
「ははは! ぶたバンバラ料理が出来るじゃねぇか」
ミリはミリで、剣を包丁の様に構えてるし。
「き、キサマら!! 伝説の格闘家であるフレッチャー様に失礼であろう!」
「絶対に許さん。1人残らず骨まで粉砕してくれる!」
師匠であるフレッチャーに罵倒?を浴びせられたのだ。それに、2人は盲信してるし、許せるものじゃなかったんだろう。
「ふん……、が、フレッチャーと言う名、確かに聞いた事はあったが、ここまでくれば本物の家畜だな。豚は豚小屋から出てくるものじゃないぞ」
清十郎は、興味なさそうにフレッチャーを見ていたが……、2人の男には興味がある様だ。それなりの実力者だから。
「ぶーぅ……ぶーぅ!! 無礼な事を!! ぶーぶー言う輩だ! 絶対に許さないぞ、ぶー! さぁ、さっさと殺してしまえぶー!」
フレッチャーの一言で、場の兵士全員が臨戦態勢に入った。そして、兵士たちの隊列が乱れたその時。
「っ!! れ、レイラさん!」
かなみの
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