施設
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「まずは食堂です。」
そう言って教授室から廊下に出て近くの階段を降りるとまあ、食堂らしい食堂がそこにあってお昼どきというのも相まって席はほぼ満室だった。
「ここの学食は中々美味しいんだよ。」
そう言ってクローバーはいつの間にかにここの食堂のコロッケバーガーをみんなの分も買ってきていたらしく。フォルツにも渡される。
「…ありがとう。」
「どういたしまして。」
フォルツは渡されたバーガーを齧る。アリスの血の様に甘美な響きがささめくなんて物ではなくて。ただのパンと肉と野菜。まあ、普通のハンバーガー…かな。
「ハンバーガーですね。味は中々美味しいです。」
アリスはそう食べているとアリスの左耳から小さなピアスが落ちてカチンと音を立ていた。
フォルツはそんな中ぶっきらぼうに。
「何か落ちたぞ?」
「ああ、すみません。片耳のピアスが落ちてしまったようです。」
アリスはそう言って食べながらピアスを握り始めた。そして握り始めたままで何故か付けようとはしなかった。
「ああ、そう言えばまだあなた達は生徒会長に会っていませんね。」
「「生徒会長?」」
アリスとフォルツがそう答えるとルスティグはハンバーガーを食べながらはい。と答えて。
「この大学は生徒会があり、その生徒会長のヒカルが…その…頑張ってます。」
「歯切れが悪いな。」
フォルツもハンバーガー齧りながらそこの点を指摘するとはあ、とため息をついたのはルスティング。
どうやら何か嫌なことがあるようだ。
「今、彼が1人で生徒会の仕事やってるんですよ。元々、俺とクローバーとあとフローラさんだったんですけど…」
「何かあったの?」
そう言ってニナが不思議そうな顔で尋ねるとルスティグはうんと頷いて。
今度はクローバーが話し始める。
「今、あたし達はとある事件の捜査とライト君の『レーヴァテイン』と『フライクーゲル』の修理が入っちゃって…。さらに副会長のフローラさんは今、土地帰りしてるから居なくて。そこの事件が重なって。」
「「「事件?」」」
3人はそう同時に尋ねるとルスティグとクローバーはニコッと笑ってルスティグは。
「まあ、後で話します。
それより早く次の施設に行きませんか?」
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「えっと、そうですね…。ここがエドワード駅です。」
「エドワード駅…か。」
「大きい…!」
30番線まであるこの駅の大きさに圧巻されるアリスだが。
ルスティグがそう言う中フォルツは一人妙に懐かしい気分になっていた。
…ああ、そんな事もあったけ。
ニナはふとぼーとする俺に対して周りには聞こえない様に近づいて小さな声で。。
「おやお
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