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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
Episode of Tabasa 臆病者-オリヴァン-part2/必殺の魔法
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場所に街明かりが見える街の郊外の景色が映されている。円盤はその近くの空を呼んでいた。
「あの映像は、外に設置したスパイロボを通して我らのいる円盤を映し出したものだ。すでにここは空の上。逃げ出そうにも逃げ出すことなどできないと言うことだ」
「嘘…!」
「さて、私はこの星をペガ星の同胞たちに捧げるためにも、一人でも駒を作らなくてはならない。よって…君にも同じ目にあってもらうよ。オリヴァン君のように…ね!!」
ペガ星人は壁に掛けられていたレバーを下に下ろす。すると、アネットの両手両足を拘束している器具を通して、彼女の体に激しい電流が襲い掛かった。
「ああああああああああああ!!!」
「ふっふっふ…オリヴァン君、喜びたまえ。今までいじめられてばかりだった君を信じてきた少女が、我らの同胞となるのだからな」
「…はい、ありがとうございます」
虚ろな目と口調で、感情の篭っていない礼を言うオリヴァン。
「さて、見ているといいオリヴァン君。君を馬鹿にしてきていじめを仕掛けるような、同胞に牙を向ける愚かな連中の住まう町を、私が直々にこの円盤を用いて破壊してやろう。
そして、街でわずかに生き残った者たちは他者を頼らざるを得ない。そこを…私が手を差し伸べることで彼らを救うという名目で近づき、その人間たちも私の手駒としてくれる。くっくく………ん?」
すると、ペガ星人はまだ映しっぱなしの状態にしていた映像に、ある変化が起きていたことに気づく。円盤の近くに、何か大きな炎の塊が飛んできているではないか。
その炎は地上に降り立ち、一体の炎の巨人となった。
そう、炎の用心棒グレンファイヤーである。
「ちぃ、邪魔者が来たか…!」
ペガ星人は悪態をつくと、円盤の操作盤にあるスイッチを押したのだった。




「さあて…卑怯者はあそこだな」
一方、外では真の姿である炎の巨人となったグレンが待ち構えていた。
操られたアルベールの洗脳が解けたところで、彼に少し恐喝めいた形ではあったが、操られている間の記憶を思い出させ、ペガ星人の円盤の場所を特定させていたのだ。
おそらくその円盤は、レコンキスタが改造させたレキシントン号のような見たことも無い金属で構成されていることを見て三人は、町への攻撃を阻止するために外にグレンを、内部にはタバサたち二人を侵入させることにしたのだ。後はシルフィードに乗って一気に接近。今頃二人は魔法で入り口と思われる場所に穴を開けて円盤に侵入していることだろう。
予測どおり、ペガ星人の円盤からレーザーが放たれた。グレンはそのビームを片手を突き出して防ぐ。
「んだよ…こんなもんかぁ?」
せっかく変身してまで対応したのだ。もっと相手にして欲しいものなのだが、余裕をこいていた彼に向けて、円盤から猛烈なロケット弾を乱射し始めた。
「ってうおお
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