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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
Episode of Tabasa 臆病者-オリヴァン-part2/必殺の魔法
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るべく火を飛び散らせないように気を遣ったが、相手は他数名を巻き込んだ状態でダウンした。タバサもまた風の魔法エア・ストームを放ち、あっさりと相手を風で外の方へ吹き飛ばした。しかし、数が思いのほか多く、数人ほどタバサたちの懐の範囲にまで迫っていた。が、心配無用。魔法が使えない(炎は使えるが)が接近戦を得意とするグレンが、ファイヤースティックを構え、それを乱暴に振舞わす。
「おらおらおらおらあああ!!」
「ぐはっ…!!」
振り払い、なぎ払い、そして腹を突いて吹っ飛ばす。残った相手もグレンの活躍で一人残らず気絶させられた。
「掃除完了…っと。さて、お二人さん、怪我は?」
「ご覧の通りなんとも無いわ」
「平気。でも…」
なんたってアルベールや、このメイドと執事たちが操られていたのだろうか。
「そういや、アネットちゃんは混ざっていなかったな」
グレンが、周囲の気絶した連中を見ながら言う。確かにアネットの姿も、オリヴァンもいなかった。
「まさか…アネットに何かあったんじゃ!」
キュルケが血相を変える。これはまずい。あの娘まで何かあってはことじゃないか。
「うし、急いで探しに行こうぜ!女の子のピンチなら男である俺もいかねえとな!」
「ん」
グレンの軽い口はともかく、アネットを助けに行かなければならないことは確かだ。
「けど、そのアネットがどこにいるのかわかるの?」
「う…」
キュルケからの指摘に、グレンは息を詰まらせた。そう、千里眼なんかもってもいない彼らに、痕跡も残さず消えたアネットなど探しようが無い。
しかしそのとき、倒れた人間のうめき声が聞こえてきた。三人は直ちに構えなおす。ふらつきながらも、立ち上がったのはアルベールただ一人だった。他の人間は立ち上がる気配を見せない。
「こ、ここは…?」
タバサはアルベールの元に直ちに駆け寄る。どうやら洗脳が解けたようだが、効果が消えたばかりでまだ意識がはっきりしきれていないようだ。だが今はそんなことを言っている場合でもない。
「な!?」
杖を行き成り向けられ、アルベールは困惑する。
「何があったか話して」


「ペガ、せい…?」
アネットは困惑した。無理も無い。ハルケギニアでは宇宙の概念はサイトやシュウのような地球人にかかわっている者でなければ知ることもできない。
「まぁ君たちのような文明遅れの星の人間に説明したところで理解はしないことは承知の上だ。私のことはペガ星人とでも言ってくれればいい」
どこか馬鹿にもしているようにも聞こえる言い回しでペガ星人は言う。しかし、自分たちば侮辱されたにもかかわらず、いつもなら怒って虚勢を張った怒鳴り声を散らすはずのオリヴァンは、澄ました顔だった。
「坊ちゃま?お坊ちゃま!」
いや、澄ましたというべきだろうか。まるで服屋のガラス窓の向こ
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