誓い-ラグドリアン-part2/眠れる王子
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ンもまた誓いの言葉を立てた。
誓いの言葉を聞き届けたように、湖は立ち上る太陽の光で反射し、その光がアンリエッタたちを照らした。
「………」
誓いの言葉を聞き届けると、シュウはサイトたちから背を向け、どこかへ歩き出した。
「どこへ行くんだよ?」
「決まってるだろ。帰るだけだ」
サイトからの質問に、シュウはただそれだけ一言言い残し、サイトたちの前から遠ざかっていった。
「死人を救う…か…」
ふと、彼は遠くまでひとりたどり着き、自分の右手のひらを見つめ返す。その時、一瞬彼の脳裏に…彼にとって忌まわしい過去の一旦の映像が脳裏に過ぎった。
自分の腕の中で、命のともし火が消えてしまった…『彼女』の顔が浮かぶ。
本当ならここで死ぬはずだったウェールズを救ったサイトこと、ウルトラマンゼロ。それを成した彼に対して、シュウはどこか複雑な思いを抱いた。
(…いや、やめよう。それよりも、あの男の動きが気になる)
シュウの脳裏に、今回新たに現れた闇の巨人メフィストに変身した男…メンヌヴィルの顔が浮かぶ。奴は、やばい。巨人の力を持つ以前に、人として異常すぎる。
できればすぐに見つけ出して倒しておきたいのだが、今は体を休めることを優先しなければ。
シュウはストーンフリューゲルを召喚し、それに乗って飛び去っていった。
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