暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
魔境-ミラーナイト-
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…『彼女』の姿。
「ッ!」
思わずネクサスは、メフィストを殴りつけた。しかし、メフィストは多少怯んだ程度ですぐに持ち直し、殴られた顔を軽く拭った。
「ふふ…その様子だと図星だったようだな?」
こちらを笑ってくるメフィストに、ネクサスは心を揺さぶられていた。いつもの冷静さが、油断しているとすぐに消えてしまいそうになる。
(会ったばかりの奴が知ったようなことを…)
ネクサスはなんとか揺さぶる心を持ちなおそうと構えなおした。
すると、メフィストがかぎ爪を突き出してきた。足で空を払い、次に来た蹴りもまた手で払い落す。お返しにネクサスはメフィストの胸を蹴って彼を突き飛ばした。
すぐに勝負をつけよう。こいつを野放しにしたらどんな被害ができるのか検討もつかない。ネクサスは直ちに両腕をクロスし、アームドネクサスに光をスパークさせる。ネクサスの必殺光線、オーバーレイ・シュトローム。これで一気にメフィストを粒子状に分解してしまうつもりなのだ。
だが、その時だった。

ズキィ!!!

「グアァッ!!?」
ネクサスの左腕に激痛が走り、彼は光線の構えを解いてそのまま膝を着いてしまった。なぜ今になって痛みが?さっきまでストーンフリューゲルの中で体を休めたことで傷を癒しておいたはず。
まさかと思い、ネクサスは視線をメフィストとは別方向に視線を傾ける。思った通りだった。こちらを向いているガルベロスの目が、赤く輝いていた。
(やはりあいつか…!!っ痛…!!)
激痛にさいなまれる中、メフィストが近づいていく。その右手にギラリと光るかぎ爪を見せつけながら。



「よっし…行くぜ!」
変身と同時にサイトと体の主導権を交代されたゼロは気合を入れて構えを取った。ガルベロスがこちらに向かってきた。ゼロは突進してくるガルベロスに向けて手を伸ばし、掴みかかる。左の頭を脇腹の下に持って行ってヘッドロック、頭を抑えつけたまま拳を脳天に叩き込む。ガルベロスはゼロに捕まった状態で荒れ狂うようにもがき、彼を強引に振りほどく。振解いた途端に頭突きでゼロを押し返す。胸を打たれたゼロだが、この程度で怯まない。ガルベロスの中央の頭に飛び蹴りを叩きつけ、よろけたところでラッシュパンチを数発叩き込み、ガルベロスに掴みかかってそのまま投げ倒す。
そのまま上にジャンプし、蹴りの構えを取ったまま落下していく。だが、ガルベロスは咄嗟に上半身を起こし、ゼロに向けて火球を吐いた。
「ウォアア!!」
火球に被弾し、バランスを崩したゼロは地面に落下してしまう。落下の隙を突いてガルベロスが鋭い牙をむき出して近づいてきた。
「ンの野郎ッ…!!お返しだ!!」
ゼロはすぐに体を起こすと、近づいてきたガルベロスに向かって額のビームランプからの閃光〈エメリウムスラッシュ〉を発射する。光線を受けて怯んだ
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