暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
妖精亭-フェアリーズハウス- part6/ゼロVS蠍怪獣
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━━!!!)

本当なら、活躍したのはゼロであって自分じゃないから、そんなかっこいいもんじゃない…と謙遜して言葉を言うつもりだったが…。
「でへへ…」
すっかり浮かれてしまったサイトはそんな言葉を浮かべていたことさえ忘れてしまっていた。…っというか、すでに彼のモテ期は地球にいた時から始まっていたのに、とんだ鈍感野郎である。
『サイト、おーい』
すると、そんなサイトの頭の中で、ゼロの声が聞こえてきた。しかし、サイトは女の子たちからキャッキャ言われ続けてへらへら笑ったままで、彼の声に気付かない。
『サイトーーー。聞こえてるかーーー?』
「銃をすばっ!と取り出して撃ち抜いたときの姿もすごかったわよね!」
『サイト!!返事しやがれ!!』
「そういえば、銃の形もすごく変わってたけど、どこで手に入れたものなの?」
「え、あ…ああこれはね……」
だめだ、全然聞こえちゃいない。すでにサイトと彼を囲む女の子たちの向こうでは、とある三美姫たちがサイトを今にも睨み殺して競おうな目で睨みつけているのに、よほど妖精亭の女の子たちからちやほやされているのが嬉しかったようだ。
「平賀君……最低…」
「何よあいつ!せっかくご主人様が直々に労いの言葉をげようって思ってた矢先にデレデレしちゃって!」
「全くです!ご褒美なら私が何でもして差し上げてもよろしかったのに…!!」
「ま、まあまあ…」
これ以上彼女たちの怒りの炎が地獄の業火にも匹敵するほど燃え上げると、近づいた途端にサイトが燃えカスと化してしまいかねない。ジェシカは従姉であるシエスタも含め、三人を何とかなだめようとしたが、勢いはまずばかりだった。
しかしそんな、自分を一途に想ってくれているというのにその想いに気付かない愚かな鈍感サイトに、ある種の天罰が下されるのだった。
「いやああんもおおサイトちゃんったらああああ!!」
「ぐおおおおおおお!!?」
スカロンがサイトに飛びついてきたのだ。さすがボディビルのような肉体なだけあって力もすごく、サイトは押し倒されることとなった。
オカマに飛びつかれて喜ぶ平常男子なんているわけがない。当然スカロンに飛びつかれたと知った時のサイトは真っ青になった。
「全くひとりで怪獣に立ち向かうなんて、なんてかっこいいことしてくれたのかしら!おかげであたしは惚れちゃいそうよ!
ご褒美のキスしちゃう!」
「ちょお、スカロンさんそれはやめ…!!あ、ああああああああああああ!!!!」
その後、サイトはスカロンのキスの嵐を受け、とあるボクサー漫画の主人公の如く真っ白な灰となって椅子に座り込んだという。嫉妬のまなざしから一変し、あまりにもサイトが拷問以上の酷い目にあったものだから、さすがのルイズ・ハルナ・シエスタも怒る気が失せ、何としても再起不能となったサイトを目覚めさせ
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