妖精亭-フェアリーズハウス- part6/ゼロVS蠍怪獣
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、彼女に捨石の如く見捨てられ死んでいったはずのクロムウェルだった。
「『クロムウェル』の役目…あなた様とその主様のために、精一杯努めます」
「お願いね。あの方の『半身』たる彼を時期に我らの前に迎えるのだから…」
空をかけるストーンフリューゲルの中で、シュウは眠りについていた。眠りについている間の彼の額は酷く汗ばんでおり、その脳裏には、再びトリスタニアの街で遭遇したファウストとの熾烈な戦いのときの映像が流れていた。アンタレスとの戦いで、彼が現れなかった理由は、やはりファウストとの戦いで消耗していたことが原因だったようだ。
街への被害がないようにジュネッスブラッドにチェンジしメタ・フィールドを展開しその中へファウストを誘ったが、予想通りファウストはメタ・フィールドをダークフィールドへと塗り替えてしまう。だが、どんな状況下にあろうとこいつを倒さなくてはならないことに変わりなかった。
「デエヤアアアア!!」
「ダアアアアア!!」
強烈なクロスカウンターが互いにヒットし、ネクサスとファウストは互いに膝をつく。その一発は猛烈に効いたようで、立ち上がる際もふら付き具合が普通じゃなかった。しかし、一足先に体勢を整えたファウストが、ネクサスの腹に豪快なアッパーを打ち込み、ネクサスを空中へと放り出す。宙へ舞い上げられたネクサスはすぐに身を仰け反らせて空中で急停車、上空よりパーティクルフェザーよりも巨大な光刃〈ボートレイフェザー〉を乱射した。地上に落下してく巨大な光刃をファウストは側転しながらよけていくものの、連射速度がすさまじく回避が間に合わなくなり、ついに三発ほどの光刃が奴の体に直撃し火花を起こした。
「ちぃ…やってくれる」
口を拭いながら、ファウストは闇の立ちこめる空中に浮いているネクサスに向け、光弾〈ダークフェザー〉を連射する。ネクサスは光弾を手で叩き落としたりよけたりしながら接近、ある程度距離が縮まったところで高速移動〈マッハムーヴ〉を発動、一機にファウストの眼前にまで移動し、ファウストの腕をつかんで豪快に背負い投げた。宙へと放り上げられたファウストは難なく着地したが、直後にネクサスの手から光刃〈パーティクルフェザー〉が乱射され、ファウストはそれをバック転しながら避けると、お返しにもう一度ダークフェザーを撃ち込んでネクサスに反撃する。その一発の光弾は、ネクサスが左腕のアームドネクサスを盾代わりにしたことで防がれる。
さらなるカウンターとして、ネクサスはさらにもう一発の〈パーティクルフェザー〉を発射し、それはファウストの右手にクリーンヒットした。
「グオオオオオオオオオオオオ!!」
「!?」
ネクサスは今の一撃を受けたファウストが、たった一発の低威力の光刃を受けただけで強烈なダメージを受けていたことに疑問を覚えた。ボートレイフェザーの
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