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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
妖精亭-フェアリーズハウス- part5/嵐を呼ぶ徴税官
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でたのかは詮索しないけど」
最初は黒の地味なワンピースを着せたっていうのに…シエスタが従姉妹でしかも手紙であらかじめ知ってたって…モロバレじゃん。最初から変装の意味なかったじゃん。しかもハルナが少なくともトリステイン人じゃないことまで見きっていたとは…いずればれるのも時間の問題だったんだろう。サイトは頭を抱えた。
「それにあたしはパパに店の女の子の管理も任されてるの。だから女の子を見る目は人並み以上よ。ルイズったら皿の運び方も洗い方も知らなかったもの。しかもいらないほどプライドが高いし、今客の男共に見せたあの物腰…絶対貴族ね。
ハルナは、たまたま家事を親にまかせっきりにしてただけってのはわかるわ。けど、見たこともない服を着てたわね。結構かわいいし、異国の子でしょ?
シエスタからの手紙がなくても、あたしの眼は誤魔化せないわ」
「貴族のお嬢様とあの子の二人といったい何を企んでるの?シエスタに聞いても、何もわかんないっていうし、誰にも言わないから…ね?」
「し、知らない方がいいと思うぞ?」
「え?じゃあやっぱり危ない橋わたってるんだ!」
面白そうじゃない!とジェシカは身を乗り出してサイトに詰め寄る。ジェシカのいい匂いが鼻に入り込む。い、いかん!このままでは流されてしまう。なんとか耐えるのだ。男、平賀才人よ!と自分を奮い立たせて我慢しようとしたが、彼女いない歴=年齢の少年が美少女の誘惑に打ち勝てるはずもなかった。
「ね、ね?黙っててあげるからあたしにだけこっそり教えて?その代わり…」
「そ、その代り?」
「あたしが女の子のこと…教えてあ・げ・る…」
ジェシカの色気のこもった眼差しを向けられ、さらに握られていた手が、彼女の谷間に触れていたことに、サイトは興奮が抑えられなかった。
酒場の女の子と仲良くなる。悪巧みする奴も女の子に弱く、女の子たちから情報を教えてもらう…これも立派な情報収集!…つまり…触っても…。
変なところにばかりひらめきを働かせていた思春期少年がここに一人いた。
が、その直後のことだった!
「ぐぼぁ!!!?」
ビンが、お盆が、そしてフォークがそれぞれサイトの頭と背中と、そしてケツに突き刺さった。さすがのジェシカも不意打ちの三連続コンボには驚いたらしく、その場に突っ立ってしまっていた。振り返ると、ルイズとシエスタ、そしてライトグリーンのパジャマを着ていたハルナがサイトを今にも睨み殺しそうな目で睨みつけていた。
「な、何をするだぁーーーーッ!!!」
いきなり攻撃を仕掛けてきた三人に、思わずとある聖書の名言を叫んでしまった。しかし、直後にルイズが彼を足蹴にする。
「…そういうあんたは何をしてたのかしら?ご主人様が貴族のプライドを封印してまで必死こいて男共に媚を売ってる間に」
「サイトさん、酷いです…私という女がいなが
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