妖精亭-フェアリーズハウス- part2/地球人3人
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りしたことを見出したルイズとハルナは頷き合った。
はっきりしたこと…それは…。
「「…わけのわかんないこといってんじゃなああああああああい!!」」
サイトの煩悩と、自分たちの怒りと羞恥のボルテージがMAXになった、ということだった。特にルイズは、テファの最大の特徴と言えるあの果実を目の当たりにしたから限界突破を果たしていた。
「ホデュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!?」
鋭い蹴りがサイトの股間と顔面にダブルヒットし、サイトは悶絶した。いつものかわいらしい表情から一変して鬼の形相に変貌したルイズがいつものように喚き散らし、ハルナはものすごくドスの入った声で、サイトの胸ぐらをつかんで持ち上げる。
「またか!またかこの犬は!!そそ、そんなにでっかいお乳がいいのか!!このドスケベ犬!変態犬!!色情犬!!!」
「バストレヴォリューションってなにそれ?おいしいの?ねえ?はっきり言ったどうかな?ねえ?ねえ、平賀君!!!?」
「ぐ、ぐるじいでず…」
(…こんなメンバーで王女からの仕事が務まるのか?)
サイトたちへの仕事、それはサイトたちに課せられたアンリエッタからの依頼だ。
その内容は、街での諜報活動。アンリエッタの話によると、トリステインへの直接の侵略を失敗させたレコンキスタは、今度は内部から謀略を張り巡らせながらこちらの足をくじいてくると予測されていた。ワルドの裏切りが原因でアンリエッタはメイジ不信に陥った。メイジの犯罪者にも剣のみでうち勝ってきた経歴を持つ凄腕剣士だったアニエスに貴族の位『シュヴァリエ』の称号を与え、彼女を隊長とした近衛部隊『銃士隊』を結成させたのもその証拠だった。元々貴族というのは、自分たちは高潔な存在だと口先で自負しているくせに裏で何をしているのかわからない。地球でも裏で汚職に手を染める者もいたりするが、それはこの世界でも同じだった。ワルド以外にも、おそらくトリステイン国内にレコンキスタと通じている裏切り者が存在するとアンリエッタは読んだ。特に金や権力欲しさのあまり裏でよからぬことをたくらむ噂の悪徳貴族が怪しいという。それがアンリエッタのメイジ不信ぶりに輪をかけていた。
『アニエスたち銃士隊からの報告によると、実は市街地にてここ数日、特に徴税官のチュレンヌによる悪行が、平民たちの間で噂として広まっております。彼が最近雇った凄腕の傭兵が主な原因にあるそうです。その者を雇って以来、その傭兵を使って他の貴族に対しての恐喝行為・美しい平民の女性の誘拐と重税などの犯罪行為を繰り返しております。しかも、逆らったものは未確認の猛毒に侵され、被害者は死亡が確認されています。
直接魔法衛士隊などに調査を促しましたが、チュレンヌの息がかかっているのか、それとも徴税官としての彼の権力や雇った傭兵の力量を恐れてのことか、時
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