春奈-クラスメート-part3/一先ずの和解?
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ことをしたまでです。しかし…あなたはもしや、ルイズ・ド・ラ・ヴァリエール嬢では?」
「私を知ってる?あ、あんたたちは?」
「私は、アニエス・シュヴァリエ・ド・ミラン。アンリエッタ姫殿下近衛兵部隊『銃士隊』の隊長を務めさせております。今日はあなたが来訪することは姫様から聞いておりましたが…」
見ての通りルイズは足をけがしている。こんな状態では城へ自力で行くことは不可能だ。
「彼女たちを城まで避難させろ!姫殿下のお呼びした来客だ!丁重に扱え!」
命令に従い、銃士隊の女性剣士の一人がルイズを背負った。が、ここで二人はサイトの姿が消えていたことに気付く。
「待って!サイトは、サイトはどこ!?」
「そ、そうだ!平賀君は!?」
辺りを見渡しても、逃げ惑う人たちの中にサイトの姿は見当たらない。避難者の中に紛れてしまっているのだろうか。
一方で、ゼロはノスフェルと交戦状態だ。なんとかゼロがたった今ノスフェルを自分たちの方から引き離してくれたが、市街地が危険区域となったことに変わりない。こちらにいつ戦いの余波が来るかも時間の問題だ。
「申し訳ないが、時間がない!すぐに運べ!」
「離して!行かせてよ!サイトが!!」
「平賀君!平賀君!!」
危険を顧みずに、二人ともサイトを探しに向かおうとしたため、アニエスは部下たちに強引に彼女たちを取り押さえさせ、安全区域まで強制的に避難させた。
ゼロはとにかく市街地に被害を出させないために、とにかくノスフェルを押し出していった。ノスフェルは餌場として狙っていたトリスタニアの市街地に戻るために、抵抗してゼロの背中を叩き続ける。が、ゼロは堪えながら頭上にノスフェルを持ち上げ、街の外へと思い切り投げ飛ばした。
「デヤアアア!!」「ギィイイイ!!?」
ドスン!と大きな音を立てながらノスフェルは街の外の街道に落下した。落下と同時に、ゼロも市街地外へ飛び、ノスフェルの前へ着地する。ゼロには、シュウの変身するウルトラマンネクサスと違い、街に被害を出さないよう別の位相空間に敵を送り込むなんて便利な能力はない。サイトはあのメタ・フィールドの性能をうらやましく思う。が、ないものねだりしたところで始まらない。どうして復活したかはわからないが、こいつを倒さなくては。
「デュワ!」
手始めに一発、ノスフェルの顔をぶん殴り、顔面と腹に回し蹴りを二発叩き込む。怯んだところで、さらにもう一撃ノスフェルの眉間に手刀を叩き込み、のど元に拳を打ち付けた。
ノスフェルが喉を殴られ咳き込んだ。よほど効いたらしい。
が、急所を突かれて怒ったのか、ノスフェルは咆哮を上げてゼロに爪で一撃、二撃目と切りかかってきた。胸から火花を散らしながら怯むゼロに、続けて尾を鞭の如く振って彼を痛めつける。
「ガッ…!!」
こめかみに一撃もらい、頭
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