暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
春奈-クラスメート-part2/少女たちの溝
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魔法使いはメイジと呼称され、その大半が貴族として各国の上層部に君臨していること。最近になってこの世界でも、地球と同様に怪獣や星人が出現し、それを地球(M78世界の)でも未確認だったウルトラマンが現れ撃退したということなど、ハルナに説明した。
ただ、ハルナは一つ激しく動揺したことがあった。それは使い魔との契約の儀式、コントラクトサーヴァントについてだ。
その際召喚した主と使い魔は契約の口づけを交わし、契約の証であるルーンをその身に刻むと説明があった。つまり…。
「え、ええええええええ!!!?ひ、平賀君とルイズさんがき、き……キスぅ…!!?」
サイトとルイズがキスをしたと聞いて、ハルナは驚愕する。
「あ、や…あれはその…」
思い起こせば突如見知らぬ場所に召喚され、見知らぬ美少女にキスをされた…女性とは縁のない男なら一度は夢見るシチュエーションを体感したことを思い出し、サイトは気まずくなった。それは無論、ルイズも同様だった。
「い、いいい言っておくけど、あのキスは契約のために仕方なくしたことなんだから!だからノーカウントよ!ノーカウント!」
顔を真っ赤にして隊がないことを主張するが、ここまで頑なに言われると、サイトは逆に落ち込みたくなった。
「ほ、本当に他意はなかったんだよね、平賀君…?」
「へ?あ、あああ!!もちろんだって!いきなり唇奪われたもんだから他意も本意もないって!」
「奪ったって何よ!だだ、誰があんたみたいな平民と好きでキスしてやるもんですか!」
が、ルイズを無視して必死にサイトに詰め寄るハルナに鬼気迫るものを覚え、サイトは必死に首を上下に振って肯定した。ルイズはサイトの言い方に不満を覚えて抗議を入れる。どちらとも、ちょっとはうれしかったり…なんて思ったが。
「はい、静粛に!!ミス・ヴァリエール、淑女たる者がそのように騒ぐものではありませんよ?」
これ以上ヒートアップすると、ルイズの癇癪でこの学院長室まで荒れてしまうことを懸念し、コルベールは皆に静かにするように言うと、渋々ながらもルイズたちは静かにした。
「では、ハルナ君の身柄については学院内で検討します。あまり勝手な行動は控えるように」
「私のせいでご迷惑をおかけして、申し訳ありません」
「そう怖がることはない。安心せい。ほっほっほ」
頭を下げるハルナに、オスマンは一般家庭に存在する祖父のように穏やかな口調で言った。
「こちら側から連絡を入れるまで、ミス・ヴァリエール。そなたの預かりとしよう」
「わ、私ですか!?」
自分が預かることとなったことに、ルイズは目を丸くする。なぜだ?平民用の空部屋があるはずなのに。その理由は、次のオスマンの説明で判明した。
「実をいうと平民用の空き部屋が余っておらんかったのでな。
本来なら、平民と貴族、男女別と分けた方がいいか
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