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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
虚無-ゼロ-part2/誕生!ウルトラマンゼロ
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分からず不安を抱く。
「『竜の羽衣』にも姿がありませんでした。一体どこに…?」
「あれだけ、あの子爵と激しく戦ったからな。傷を癒すためにどこかに行ったのかもしれん」
「探してみましょうよ。きっとどこかにいるはずよ」
ギーシュに続き、キュルケがそういうと、彼らはすぐにサイトを探しに向かった。



そのサイトはというと、変身を解いてタルブ村付近の森の中の丘にいた。隣にはゲンと、シュウの二人もいる。ちょうどこの位置からだと、村の全貌を見渡すことができた。
「これで、この村もしばらくは平和になるかな?」
村を一望しながら、サイトはシュウに尋ねる。
「さあな。あとは王室の連中がどうするか次第だろう」
戦後処理、投降者への対応と被害を受けたタルブ村への復興支援。王軍にはまだやることが山積みとなるだろうと、彼は予想した。
「しかし、あの白い光はなんだったんだろうな」
ふと、シュウはさっきダークフィールド内で戦っていた時、その闇の空間を打ち払った白い光のことを思い出した。少なくとも自分たちじゃないことはわかる。
『すごい力だったな。しかも、あれだけの威力と攻撃範囲だったのに、俺たちはダメージを受けなかった上、ファウストたちだけがダメージを食らっていた』
ゼロもあの時空を照らした白い光を思い出していた。見方さえも巻き込みかねないほどの広範囲にわたる攻撃範囲だったにもかかわらず、的確に敵のみにダメージを与えるなんて、ウルトラマンでもできる所業ではない。
「でも、不思議なんだよな。ルイズの声が聞こえて…懐かしいって気持ちが出てきた」
「奇遇だな。俺もだ」
ルイズの詠唱を聞いたとき、理由の見えない懐かしさを覚えたサイトに対し、シュウもそれを感じ同意した。すると、その理由をデルフがさやから顔を出して説明してきた。
「そりゃあ、お前さんが娘っ子の使い魔…伝説のガンダールヴだからな」
「ガンダールヴ?」
その単語に、シュウは反応を示した。ティファニアの歌の歌詞に、間違いなくガンダールヴという単語があったのを思い出した。
「で、俺っちは初代ガンダールヴの使っていた伝説の剣だったわけよ。
いやあ、退屈すぎる毎日に飽きててよ、どうせつまんない人生になるだろうから錆まみれの剣に化けてたんだ。んで…まあ、自分でもそのことに忘れてちまってたわ」
「早く言えっての…ってか忘れんなよ、自分のこと」
どおりで今まで、暇なときに錆を取ろうとしても錆が取れなかったわけだ。実際はボロボロではなく、あのような輝かしい名剣の姿が、デルフの真の姿だったとは。
「伝説の使い魔とはなんだ?」
シュウがデルフに尋ねる。
「お前さん、自分がどんな使い魔なのか知らねえのか?」
「知る機会がなかったからな」
「…まあ、情けない話俺もよく覚えちゃいねえんだが、お前さん
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