虚無-ゼロ-part2/誕生!ウルトラマンゼロ
[2/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ルーメは大きく吹き飛ぶ。
さらにもう一撃。だめ押しにレオは右手に一発の光球を作り出すと、シルバーブルーメに向けて発射した。
〈エネルギー光球!!〉
着弾と同時に、シルバーブルーメの体をすさまじい爆発が包み込んだ。これで倒したか…?いや、予想は意外にも外れた。
「む?」
レオからの強烈な一撃を数度受けたにも拘らず、シルバーブルーメはいまだ健在だった。確かにダメージこそ受けていはいただろうが、怪獣を捕食し己の身を強化したためか、簡単には倒れてくれなかったようだ。
一方でネクサスはファウストと交戦。ファウストの、ネクサスの横腹を狙った蹴りが飛ぶ。それを防ぐと、ネクサスの頭を狙ってファウストの二度目のハイキックが襲いかかる。突き出された足を下から持ち上げるようにファウストをひっくり返そうとする。しかし、空中で回転して着地しただけで効果はなかった。返しにファウストは蹴りでネクサスを押し出し、彼に光弾〈ダークフェザー〉を放つ。瞬時に左方向へ飛ぶことで回避したネクサスは、お返しに、ファウストの足元めがけて光刃〈パーティクルフェザー〉を発射した。
「ハア!!」
「ぬ、グオオオオオオ!!!」
光刃は、ファウストの脛にヒット、ファウストは大きく仰け反った。すぐさまネクサスは〈マッハムーヴ〉で接近、怯んでいるファウストの脇腹に蹴りを、続けて拳を叩き込んだ。今の攻撃で少し頭に来たのか、ファウストはネクサスに掴み掛る。伸びてきた腕を、ネクサスは逆につかみ、思い切り背負い投げる。地面に倒れたところで、ネクサスはファウストを持ち上げ、宙に向けて放り投げた。身動きが取れないままのファウストはなんとか受け身を取ろうとするも、その隙さえも与えまいと、空を飛んできたネクサスが真上から強烈なパンチを振りかざし、ファウストを地面に激突させた。
「デヤアアア!!!」「グハァ!!?」
ドシン!!と大きな激突音と舞い上がる土しぶきとともに、ファウストは地面に落ちた。ふら付きながらも、ファウストは立ち上がる。その時、すでに地面に着地したネクサスは、光の剣〈シュトロームソード〉を形成していた。それを何十メートルにも伸ばし、ファウストに向けて振りかざした。
〈シュトロームスラッシュ!!〉
「フン!!」「グワアアアアアア!!」
胸元を切り付けられて火花が散り、ファウストは大きく後方へ吹っ飛んだ。剣を一度消し、次のファウストの攻撃に備えてネクサスは身構える。が、さすがにファウストはルイズの魔法に続き、力を吹き返したネクサスの猛攻によるダメージで戦闘の続行に無理が来たのか、自分の身を発光させたのち、姿を消した。
「勝ったが…また逃したか」
いや、今はファウストに勝っただけ良しとしよう、今はゼロとレオたちの方へ向かわなくては。
一方で。さっきまで受け続けた屈辱を
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ