結集-コンセントレイション- part3/結集!3大ウルトラマン
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明るい笑顔を露わにする友人がいたなんて。
写真は他にもまだある。遊園地で子供をじゃれている子供を何とかあやそうと、困っている様子のところを撮られている写真もあった。子供との写真を撮られた写真の中の、彼の困惑気味の様子を見たとき、テファ思わずクス…と笑ってしまった。写真とはいえ、こんな困り顔をしたシュウを見たのは初めてだった。
ただ、特に気になったのは…。
(シュウ…一度も、笑ってない…)
どの絵画、もとい写真の中のシュウは、一度切りも笑っていなかった。始めた会った時と同じ、一見怒っているようにも見える、無表情のままだった。
ケースに入っていたのは、写真だけではなかった。テファにとって見たこともない文字が何十…いや、何千何万もの記載された冊子だ。冊子には麦わら帽子を被った異国の少女の写真などが記載されていた。少女はサムとほぼ同じ年に見える。次のページをめくると、その少女と、なぜか飛んでいるのか空中に舞ってそのまま制止しているように見える写真が目に入る。…いや、違う。宙を舞っているのではない。攻撃を受けて吹っ飛ばされているのだ。その人たちの顔が絶望と苦痛で歪んでいるのと、少女の顔が恐怖でこわばっていたので気づくことができた。一体、どうしてこんな絵が描かれているのだろう。こんな絵を見て、一体この絵画を描いた絵描きは何を伝えようとしていたのだろうか。
彼女は読むことはできなかったが、写真の傍らに日本語でこう書かれていた。
『消えた天才 姫矢准』
シュウは誰も見てないのを確認すると、頭上に向けてブラストショットを撃った。空中からストーンフリューゲルが飛来し、彼はその中に吸い込まれ、ストーンフリューゲルは空へ飛び立っていった。
その様子を、物陰から見ていた少女がいた。以前、ラグドリアン湖でファウストに変身しサイトやシュウたちを襲ってきた黒マントの少女だった。シュウがストーンフリューゲルに乗ってどこかへ飛び去っているのを確認すると、彼女は自らの体を黒いオーラに身を包み、ストーンフリューゲルを追って行った。
その頃、ついにサイトとルイズは憎き仇敵、ワルドと対峙することとなった。始祖の箱舟、ジャンバードの背に立って、彼はホーク3号に向けて攻撃を仕掛けた。
「喰らうがいい!」
ジャンバードの船体から、エメラルド色のビームが放たれ、サイトはホーク3号を動かして直ちに回避する。ジャンバードの攻撃は、まるで嵐のようだった。さらにはミサイルの雨まで降らし、ホークの周囲の空で連続で爆発が起こる。
「くっそ…!!」
ホーク3号よりも、あいつの機体の性能の方が、全てにおいて高いようだ。だが、フルハシが遺してくれたこの機体、絶対に墜落などさせたくはない。
『またミサイルが来るぞ!』
同じ光景を見てくれているゼロが叫んでくる。彼の言う通り、ジャ
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