再起-リヴァイヴァー-part2/兆しと和解
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ことがある。私は、この虚無の力に惹かれ我が友達となった宇宙の友たちの力を借りて、彼の体に宿る力を引き出してあげたのだ」
(こ、これが…アルビオン王家に伝説として伝わっていた…!?)
ボーウッドは、元の姿に戻り、まるで薬物中毒にでもかかったように闘技場の中央で苦しむウェールズを見た。たった今、ウェールズがアーストロンをバラバラに切り裂いたその力は、どう考えても人のそれとは思えなかった。
心が王党派のままのボーウッドは、ウェールズの豹変と人外の力を持たされたことに心を痛めた。そしてたった今、崇めるべき主を恐ろしいと感じた自分を憎みたくもなった。
(しかし、恐ろしいのは皇太子さまのお力ではない。この男だ!この男が現れてから、アルビオンは怪獣や見たこともない兵器・技術を用いるようになっている!
なによりこの男には、やはり噂通り『虚無』の力があるというのか!?皇太子殿下にあのような力を引き出させたなんて…)
「ふむ…だがいささかコントロールに時間がかかりそうだ。実戦に出てもらうのは、まだ先のことになるだろうな」
横目で、グロテスクな地獄絵図を満足げに笑いながら見ているクロムウェルに、ボーウッドは戦慄した。
(クロムウェルは…このハルケギニアを…一体どうするつもりだというのだ…!?)
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