序章
妖精の尻尾 《前》
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う約束をした。
ルーシィが妖精の尻尾に確実に入れるようになるまで、もしくは辿り着くまで、女の子一人では危ないからと同行を頼んで、彼もその約束に納得していて。
火竜によってギルドへの加入が確実となったのなら、約束通り。
「うん…そっか。今までありがとね、ニア。アンタのおかげで、ここまで大変な事もなく来れたし」
「そういう約束だからな。礼を言われる事じゃない」
照れ隠しでも何でもなく、さらりと言ったニアに笑みを浮かべる。
「それでも、ありがとう。あたし、立派な魔導士になるから!!!」
ルーシィは、そう言って笑って。
ニアも、薄いながらも確かに口角を上げて。
「おめでとう、ルーシィ」
そう、祝いの言葉を贈った。
そして、彼女と別れた同日夜。
ニア・ベルゼビュートは、行く必要のない港で数人の男に囲まれていた。
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