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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
喪失-ロスト-part3/閃光の背信
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青ざめて両手で口を覆った。
「よくも臣下たちを…!!」
ウェールズにとって、アルビオンに…いや、自分たちアルビオン王家に仕えてくれる者たちは大切な重臣たちだ。全員をこの叛徒に殺され、嘆き悲しみ、そして怒らずにはいられない。
それも王家が守ってきた始祖の秘宝をこんな暴挙に使われたこともあってその憤りは何割にも増していく。
「残念だったなウェールズ。貴様の頼みの戦士グレンファイヤーも卑しい炎の空賊共もここにはいない。すでに、あらかじめ俺が仕向けていた怪獣と戦っている頃だ。しかも、特別に強力なものを用意させてもらった。果たして、生き延びることができるかな?いや…何人死んだかと問うべきかな?」
「貴様あ…!!」
炎の空賊たちは確かに空賊だが、そこら辺の裏路地に転がる悪党と比べるだけ失礼なほど、全く悪党ぶりをみせなかった。それどころか、自分たち王党派のために、そしてこのアルビオンの空の自由のためにどれだけ奉仕してくれたことだろうか。ウェールズは彼らに強い恩があるし、信頼もしている。そんな彼らを笑いながら虐殺しようとしているワルドに対して、強い怒りを抱かされた。
「てめえ!!!!」
逆上したサイトはデルフを振ってワルドに斬りかかったが、瞬時に詠唱を完了したワルドはとっさに空に浮き上がって彼の攻撃を避けた。
「ガンダールヴよ、以前私が君に決闘を申し込みたいと言ったのを覚えているだろうか?」
「あ!?」
「ぜひ、この手で伝説の使い魔と一矢交えたいと思っていた!貴様は、このワルドが直々に抹殺してやろう!」
完全に舐め切っている。誰もがそう思った。自分のバックにはあのような反則的な兵器があるからって、自ら一対一の決闘を申し込んできたのだ。
「こんな時に決闘だなんていい度胸ね!」
「よし、行け!僕のワルキューレ!」
自分たちの存在を忘れてもらっては困る。キュルケたちも加勢しようと駆けだした。が、彼女たちの足元にもビームが撃ちこまれ、彼女たちは思わず足を止めた。当然、言葉を発した途端にギーシュのゴーレムたちもあっさりとビームを受けて溶かされた。
「あれ…?」
「おっと、手を出すな。さもなくば、貴様らもまた、そこへんに転がっている肉の塊の仲間入りをすることになるぞ?」
「く…!!」
手を出すことができず、あの卑怯者に一矢報いることもできず、悔しくて歯噛みするキュルケたち。
「サイト、負けないで!!」
「ああ、絶対に勝つ!覚悟しろワルド!!後悔させてやる…!!」
「ふ、いかにガンダールヴの力を持とうと、所詮は平民。この『閃光』に敵うと思うな!」
ここでワルドに虐殺された者たちの無念のためにも、自分の背後から励ましの言葉をぶつけてきたルイズに頷き、サイトは目の前に降りてきて杖を構えてきたワルドに向けてデルフを構えなおした。
ここでみんなを守
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