暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
喪失-ロスト-part3/閃光の背信
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えた。
「我々レコンキスタに国境はない。ハルケギニアの将来を憂い、国境を越えて繋がった貴族の連盟なのだからね。我々の手でハルケギニアを一つにまとめ、始祖ブリミルが降臨せし聖地を取り戻すと言う崇高な目的のため、我々は戦うのだ」
「昔のあなたは、そんなふうじゃなかったわ!何があなたを変えてしまったの!?」
ルイズがわななくようにワルドに怒鳴りつけた。
「時は人を変える、それが君の知る俺を変えた。まあ、そんなことはどうでもいいさ。話せば長くなるからね」
「そうだな…どうだっていい!」
デルフを構えなおし、ガンダールヴのルーンを輝かせながらサイトはワルドを睨み付けた。
「許せないのは、あんたを信じたルイズを騙し傷つけたってことだ!絶対…許さねえ!!」
「使い魔君、僕も力を貸そう!この恥知らずな逆賊を共に討とう!」
「あたしもよ。ヴァリエールのためじゃないけど、この最低男はあたしの魔法で骨まで溶かしつくさないと気が済まないわ!」
「…!」
「子爵…本当に残念です。騎士としてずっと憧れてきたあなたを裏切者として成敗しなくてはならないとは!!」
サイトに続き、ウェールズ、キュルケ、タバサ、ギーシュが横一列に並んでワルドを睨み付けた。彼らだけじゃない、式場には王党派のメイジが出席していた。人数としては少なくても、いかにスクウェアクラスのワルドの手でも全員を相手にするには骨が折れる…いや、最終的に彼は敗北する可能性が高い。
「背信者ワルド!大人しく縛に付け!さもなくば、我々の魔法が貴様を滅ぼすぞ!」
しかし、ワルド突然肩を震わせながら笑い出した。癇に障ったルイズが叫ぶ。
「な、何がそんなにおかしいの!?」
「くっくっく…俺がなんの供えもなくここに来るとでも思っていたのか?」
なぜこの状況でワルドは笑うことができるのだ。身構えたまま、疑問を抱くサイトたち。
「俺は知っての通り、レコンキスタのスパイだ。だとすれば、今の貴様らの行動はとっくに筒抜け…違うか?」


パチンと指を鳴らすと、突然教会の天井が木端微塵に破壊された。


「「「きゃあああ!?」」」「ひいい!!」
屋根が瓦礫となって降り注ぎ、キュルケやタバサにウェールズ、会場に出席したメイジたちはすぐさま魔法で振ってくる瓦礫を吹き飛ばしたり、防御魔法で防ぐ。ルイズは頭を覆い、ギーシュは瞬く間に腰を抜かした。サイトはデルフを神速の斬りで、自分や仲間たちに降りかかってくる瓦礫を切り落とした。
「そんな…そんな馬鹿な…!!」
その時、ウェールズは目を疑った。夢や幻であればどんなにいいだろうと思うくらいに驚愕した。
サイトも、科学を進歩させ続けてきた地球出身ということもあって、『それ』を見たときは驚愕せざるを得なかった。
天井を破壊したのは、科学の『科』の字も知らないハルケギ
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