用心棒-グレンファイヤー-part2/浮遊大陸X迷入
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一言にちょっぴり不快感を覚える。しかし、彼はここで一つ何かもう一つ大事なことがあったことに気が付く。
「まてよ…確かグモンガがいる場所って…」
だが、その大事な何かがなんなのか、まだよく思い出しきれなかった。
「ま、まだ何かあるのかい!?ぼ、僕はもうここから早く抜け出したいんだが…」
サイトの思わせぶりでは収まらない様子に、またすぐそばに危険な存在がいるのかと思ったギーシュはまたもおびえ始める。
―――――キィーーーーーーーーーン
「ぐ!!?」「きゃあ!!なん…何この…音…?」
その時、頭を叩き割るような怪音波がサイトたちを襲った。耳や頭に激痛が走り、彼らは思わず耳を塞ぐ。その際キュルケやギーシュは、杖を手から落としてしまう。
「な、なんだあの…化け物は…?」
うっすらと目を開けたワルドは、その時視界に巨大な何かがこちらに迫っているのを見つけた。体中に発光体が張り付いた、異形の巨大な怪人だ。もしや、奴がこの音を発しているのか?
「宇宙人……そう、か…あいつが…!」
サイトはこの時確信した。アルビオン大陸以外の浮遊大陸が確認されていないにもかかわらず、アルビオンではない別の浮遊大陸が存在しているという矛盾の意味。それは、あの星人がこの大陸を作り出していたからなのだ。
かつて地球の空にもこの疑似的な大陸…いや、『疑似空間』を作り出し、ウルトラ警備隊を苦しめた『音波怪人ベル星人』の仕業だったのだ。
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