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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
婚約者-ワルド-part1/任務
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、デカ!モグラなのか?それとも、怪獣なのか?』
ゼロがその姿を見て、何かのモグラ型怪獣の子供なのかと思ってしまう。
「おお、ヴェルダンデ!今日も僕の声が聞こえてたんだね!」
その巨大な土まみれのモグラに、ギーシュは名を呼びながらガシッと抱きつく。
 ジャイアントモール、訳すとそのまま『巨大なモグラ』である。その呼び名通り、ギーシュの使い魔とはこの巨大なモグラだったのである。毛深く丸っこい体格とつぶらな瞳を持ち、体のサイズもギーシュより多少大きく、見る者によっては、まぁ確かに愛らしさのある外見をしていた。
「君はいつ見てもかわいいな!ミミズをたくさん食べてきたかい?」
「モグ!」
 頬ずりしてくる主に、鳴き声をあげながらヴェルダンデもすり寄ってきた。互いが互いを溺愛し合うその様に、サイトは呆然とする。
(こいつ、実はそんなにモテてない気がするな…)
『貴族って、変なのばっかだな』
 ゼロはギーシュを最初に見たときから変だとは思っていたが、今日はより輪をかけてさらに変な奴と思うようになった。というかバッサリ言ってしまえば、最初からただの変人である。
「ギーシュ、あんた私のダメ!って言った意味を分かってないの?私たちアルビオンに行くのよ?モグラなんて連れてけない…きゃ!?」
 皆もすでに知っていると思うが、アルビオン大陸は空に浮かぶ浮遊大陸だった。つまり必然的に地上から離れなければそこへ辿り着くことができない。ジャイアントモールの場合はどうなのかは不明だが、モグラは長時間地面の上に生きることができるほど丈夫ではないはずだ。
 と、ここでルイズが悲鳴を上げる。ヴェルダンデがいきなりルイズに飛び掛って押し倒し、鼻で彼女の体をまさぐり始めたのだ。そのせいか、ルイズはスカートを乱してピンク色のパンツを派手にさらしてしまう。
「きゃあ!?ちょっと、どこ触ってんのよ!」
 充血した鼻を押さえながら、サイトは珍妙なものを見る目でルイズを襲うヴェルダンデを見る。
「…主人に似て女好きなんだな」
「その言い分に凄まじく文句を言いたいのだが……」
 サイトのたった今の状態からして言い返したいが、敢えて言い返さなかったギーシュ。ヴェルダンデが鼻の先をひくつかせながら、ルイズが右手の薬指に鼻を擦りつけようとしていた。
「ああそうか、ヴェルダンデは宝石好きだった。ルイズが姫様からお預かりになった水のルビーに興味を持ったのか」
「なんですって!?無礼なモグラね!姫様に頂いた指輪に鼻をくっつけないでよ!」
 怒ったルイズは右手を遠ざけようとするが、ヴェルダンデはしつこく水のルビーに鼻をくっつけようとする。
「…イヤなモグラだな」
「イヤとか言わないでくれまたえサイト!ヴェルダンデは貴重な鉱石や宝石を僕のために見つけてきてくれる、『土』系統のメイジた
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