第二シーズン〜時空大冒険〜
第七章 【ロストアビリティー】
第二十五話《ストーリーが思いつかない時はお餅つこう!》
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より、ロストアビリティーだろ」
そう言ったのは、ウエディング龍明。性転換してもその恐ろしさは健在しており、一同は、怯える。その中から一人、勇敢にも声を出した。
「彼らは、つい先ほどここを出ました。」
エリカティーナ(※貫)だ。
「私の波導によると、彼らは、そこの小さな出口から出て、どこかに向かっています」
それを聞くと、空音は、再び魁斗を掴みあげ、走り出した。
「追うぞ!」
その姿は、もはや女子だった頃の面影はなく、漢だった。
それに、一同はついていく。
それを見て、迅は思うのだった。
「何だろうか、、、、主人公って。」
迅は、考えるのをやめ、新主人公空音を追うのだった。
* * *
時空艦-廊下-
空音の走る先に光が見える。
おそらく、この時空艦のコックピットだろう。
「出口だ!飛ばすぞ!!!」
空音は、勢いよく飛び出す。
しかし--------
グチョッ!!!
「何??」
何か、ベタつくものに突然足を取られ転倒する。
後から続いた者は、それを見て何とか立ち止まる。
一同は、空音がはまったネチョネチョを見て驚いた。
「も、餅??」
そう、そこにあったのは、真っ白なそして、巨大な餅の絨毯だ。
そこへ、上から声が降ってきた。
「餅つき〜〜〜〜〜臼ドオォォォォォォォォオオン!!!!!!!!」
いや、声と同時に、巨大な臼が空音めがけて降ってきた。
空音は、慌ててもがくが、餅が全然取れない。
そして、臼が廊下の天井と同じ高さの3メートルほどになった時。
ドゴオォォォォォォォォオオン!!!
廊下から、魁斗が飛んできて臼に当たり、だるま落としのように臼を横へと弾いた。
「ふぅ、あぶねぇあぶねぇ」
そう、魁斗を投げたのは、久しぶりに活躍した主人公、風雅 迅だった。
迅は、急いで空音のもとにより、空音を餅から剥がす。
「大丈夫か?空音!」
「あぁ、すまねぇ、助かった。」
すると、空音は、粘つくビジネススーツを脱ぎ捨て、カッターシャツ空音に変身した。ズボンは替えがないので我慢する。
「お、おう、完全に男になったな、ま、まぁ、俺の気持ちは変わらねぇが」
足の餅を剥がしながら空音は言った。
「ふっ、それでこそ、俺の見込んだ男だ」
空音が完全に動けるようになり、迅たちは、入り口の餅を飛び越え、魁斗がのびている中に入った。
すると、そこには、思いもよらぬ光景が広がっていた。
場所は、コックピット。しかし、とてつもなく広い、操縦機器は、部屋の片隅にしかなく、ほとんどがさら地だ。
そして、壁や床
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