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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
召喚者-ティファニア-part3/銀色の巨人
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が傍にいてやれなかったことにマチルダはテファたちを怖い目に合わせた盗賊たちや自分へ怒りを募らせる。テファはこうして戻ってきているが、もしかしたらあいつらに嫁入り前の肌を穢されてしまったのでは…?そんな不安が募っていく。
「だ、大丈夫よ姉さん。私は見ての通り大丈夫よ。特に怪我もしなかったし」
「あ、そっか…」
 テファのことだから、本当に辛いことがあったらとても隠したままでいられるとは思えない。すぐ表情に表れるはずだ。でもそんなそぶりは一切ない。つまり穢される前に危機を脱したと言うことだろう。
「いつものように、あいつらに魔法を使ったんだろ」
「ううん、あの時の私は両手を縛られてて、魔法なんて使えない状況だった」
「え?」
 じゃあ、この子はどうやって助かったのだ?
いや、…もしや…。マチルダの脳裏に、ある人物の顔が浮かぶ。
「まさか、あいつが助けに来たと…?」
 あり得ない話じゃない。自分を助けてきてくれた時のことも考えれば、合点も行く。
 しかもテファは、はにかんだ笑みを見せて頷いている。
 マチルダは瞬間的にこう思う。悪い奴に捕まった女の子を颯爽と助けに来る男。まるで、ハルケギニアで有名な童話『イーヴァルディの勇者』の主人公、イーヴァルディのようではないか。
その時のことを、テファは語り始めた。




 もう夜の闇が空を覆い始めた頃だ。テファは盗賊たちの運転する大きな馬車に乗せられ、どこかへと運び出されていた。この時盗賊たちは目的地まで距離があるためか、ここで馬車を止めて休憩を取っていた。
「ひゃっはあ!!今日は大当たりだぜ!」
「しかもこの女はエルフだ。エルフ退治の功績で俺たちもがっぽり貴族共から金をもらえるだろうぜ」
「あとは、どこか高く買ってくれそうな奴にどこまでの値段で売りさばくか…けけ」
 品格など程遠い声が、馬車に響く。馬車の荷台に乗せられたテファは背後に両手を縛られ、足もきつく縛られているために逃げることもできない。もがいてもほどける気配もなかった。すると、テファが放り込まれた馬車の荷台に男たちが入ってきた。
「しかし、改めてみると本当に上玉だな。暗くなっても眩しいもんだ」
「…何をする気?」
 恐怖に駆られ震えながらも、テファはキッと男たちを睨みえ返す。
「何、ちょっくら味見をするのさ。大丈夫だって。すぐに痛くなくなるさ…」
 気色悪く舌なめずりする、テファのすぐ目の前の男。その吐息は悪臭ばかり漂い、ただ死肉をむさぼって生きるハイエナよりも清潔感の欠片もない下品さがあった。その男の手が、テファの服を無理やり引き裂こうと伸びていく。

怖い。……誰か………。

「助けて…」

その時だった。

ブォオオオオオオオ!!!!

 この音を聞いて、テファは目を見開いた。聞
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