召喚者-ティファニア-part3/銀色の巨人
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すぐにでも殴り飛ばしたい衝動に駆られた。
『あと、お前のアレ、…戦闘状態に入ってんぞ?』
『うるせえ!!!ちょっと黙ってろやこのタコ!!』
明らかにからかってきているゼロにサイトは苛立つ。が、思えば不思議だった。最初に会った時と打って変わって、やけに気軽に話しかけてきている。
「そんな照れないでください。私まで恥ずかしくなっちゃう…あの…こっち向いていいですよ。暗くてよく見えないし」
シエスタに声で我に返り、思わずビクッと身を震わせたサイトだが、おそるおそるシエスタの方を向いた。でも、うまく彼女の姿を見ることができない。いや、そもそも見てはいけないと思った。
「サイトさんの国のお風呂気持ちいいですね」
「そ、そう?気に入ってくれてよかったな…」
あはは…と渇いた笑みを浮かべるサイト。緊張しきっているのが見え見えである。
「そういえば、サイトさんって違う星から来たとか言ってましたよね?」
「あ、うん。そうだよ」
シエスタはからかっているんだろと言っていたし、信じてもらえないだろうけど、とサイトは苦笑いを浮かべた。
「実をいうと、私のひいおじいちゃんも同じことを言ってたんですよ」
「ひいおじいちゃん?」
サイトは首を傾げる。いや、今気になることを言った。同じことを…言っていた?そのひいおじいさんが?
「ええ、かなり遠いところから来たそうで、しかも空から」
「空から?」
「はい。『竜の羽衣』って呼ばれているものでやってきたそうです。今は村に安置されている、村の宝なんです」
「シエスタ、それって…ってうわ!?」
サイトが彼女に尋ねようとした途端、シエスタはサイトの目の前で急に立ち上がった。湯船に隠れていた、見てはならない色々なものを見てしまいそうになったサイトはあわてて目を伏せる。
「ありがとうございます。お風呂気持ち良かったし、素敵でした。でも…」
風呂から上がり、シエスタは服を着終えると顔を赤くしながらサイトの方を向いて、恥ずかしそうにしながらも笑顔で告げた。
「一番素敵なのは…あなたかも」
「へ?」
サイトはそれを聞いて目が点になり、間抜けな声を漏らした。
「お休みなさい」
そう言って、顔を赤くしたままシエスタは走り去っていった。
「…のぼせたかな?」
去っていったシエスタを見て、サイトは自分もまたやけに体が熱くなっているのを感じたので、風呂から上がることにした。
『巨乳見て○○○立ちすぎ』
「うるせえ!!」
またゼロが馴れ馴れしく、そしてなんだか腹の立つ言い方で茶化してきたので、股間を隠したサイトは怒鳴ってゼロを黙らせた。
ちなみに、ルイズの部屋では、サイトの藁の寝床の上でデルフがこんなことをごちていた。
「なんか俺っちの役、もう一人の相棒にとられがちじゃね…?」
よ
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