第1章:修正の始まり
第6話「真実」
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..。」
「「「「っ、それだ!!」」」」
最後に言った言葉に、俺・束・四季さん・春華さんが一斉に反応する。
「それだよあっ君!」
「さぁ、今すぐマドカに膝枕をしてあげなさい!」
「えっ?ええっ!?」
捲くし立てるように言う束と春華さんに秋十君はタジタジになる。
「秋十君、膝枕がおそらくキーになると思う。」
「そ、そうですか...?」
「ああ!俺の勘がそう言ってる!」
四季さんも便乗してそう言う。
「仲良くしていて、偶に膝枕をする仲だったんだろう?秋十君、君が膝枕をしている時、彼女はどんな顔をしていた?」
「えっと....安らかって言うか....顔が緩んだみたいな感じでした。」
...うん。表現がおかしいけど大体わかった。
「つまり、彼女は膝枕で安らいでいたと思う。だから、膝枕をするんだ。」
「なんでそうなるんですか!?」
「いや、だって他に印象に残りそうな思い出とかないんでしょ?」
「うっ...そうですけど...。」
...あー、もしかして人前だからあまりやりたくないのか?
「...よし、秋十君以外外に出よう。」
「...なるほどね。さぁ、出るわよ。」
俺の考えをあっさり汲み取った春華さんが皆にそう指示する。
「えっ?あの、桜さん?」
「じゃあ、二人っきりにしといてあげるからごゆっくり〜。」
「えええええええっ!!?」
驚く秋十君を余所に俺たちは一旦部屋の外へ出た。
「(...後は伸るか反るか...だな。)」
それまでゆっくり待つか。
=マドカside=
―――....心地の良い、感覚がした。
「(...懐かしい....?)」
覚えのない。そのはずなのに、妙に心地が良かった。
「(..ここ...は....?)」
ふわふわ。ふわふわと。まるで水の中を漂っているような空間。
「(....夢....?)」
こんな空間、ありえるはずがない。ISとかがあってもこんな空間は創りだせないはずだからだ。
「(...そうだ。私は....。)」
さっきまで、何をしていたのか思い出した。
「(なんで...なんで、私は負けたの?)」
あんな出来損ないの兄に、どうして負けた?
―――...出来...損ない...?
「(...本当に、そうなの?)」
自分で思って自分で違和感を持った。本心から、そう思っていたのか?
「(違う...何かが、違う...!)」
否定するように考えを巡らすと、ふと
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