暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第1章:修正の始まり
第6話「真実」
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
..。」

「「「「っ、それだ!!」」」」

  最後に言った言葉に、俺・束・四季さん・春華さんが一斉に反応する。

「それだよあっ君!」

「さぁ、今すぐマドカに膝枕をしてあげなさい!」

「えっ?ええっ!?」

  捲くし立てるように言う束と春華さんに秋十君はタジタジになる。

「秋十君、膝枕がおそらくキーになると思う。」

「そ、そうですか...?」

「ああ!俺の勘がそう言ってる!」

  四季さんも便乗してそう言う。

「仲良くしていて、偶に膝枕をする仲だったんだろう?秋十君、君が膝枕をしている時、彼女はどんな顔をしていた?」

「えっと....安らかって言うか....顔が緩んだみたいな感じでした。」

  ...うん。表現がおかしいけど大体わかった。

「つまり、彼女は膝枕で安らいでいたと思う。だから、膝枕をするんだ。」

「なんでそうなるんですか!?」

「いや、だって他に印象に残りそうな思い出とかないんでしょ?」

「うっ...そうですけど...。」

  ...あー、もしかして人前だからあまりやりたくないのか?

「...よし、秋十君以外外に出よう。」

「...なるほどね。さぁ、出るわよ。」

  俺の考えをあっさり汲み取った春華さんが皆にそう指示する。

「えっ?あの、桜さん?」

「じゃあ、二人っきりにしといてあげるからごゆっくり〜。」

「えええええええっ!!?」

  驚く秋十君を余所に俺たちは一旦部屋の外へ出た。

「(...後は伸るか反るか...だな。)」

  それまでゆっくり待つか。









       =マドカside=





   ―――....心地の良い、感覚がした。



「(...懐かしい....?)」

  覚えのない。そのはずなのに、妙に心地が良かった。

「(..ここ...は....?)」

  ふわふわ。ふわふわと。まるで水の中を漂っているような空間。

「(....夢....?)」

  こんな空間、ありえるはずがない。ISとかがあってもこんな空間は創りだせないはずだからだ。

「(...そうだ。私は....。)」

  さっきまで、何をしていたのか思い出した。

「(なんで...なんで、私は負けたの?)」

  あんな出来損ないの兄に、どうして負けた?

   ―――...出来...損ない...?

「(...本当に、そうなの?)」

  自分で思って自分で違和感を持った。本心から、そう思っていたのか?

「(違う...何かが、違う...!)」

  否定するように考えを巡らすと、ふと
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ