Another93 転校
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さんもディアボロモンの事件か何かでデジヴァイスの存在を知ったんでしょうけど。他人のデジヴァイスを扱える訳ないのに…」
遼「ああ、あいつ。昔のお前のように両親の期待に応えようとして無理してきたからな。お前だって分かるだろ?」
賢「そりゃあ…でもいきなり没収するだの何だの言われたらいくら何でも理不尽だと思います」
遼「まあな。後で俺からも言っといてやるよ」
そして授業全てを終えて、遼は治の携帯に電話をかける。
塾に向かう治は何かあった時のためにと、携帯電話を持たせられていた。
治『もしもし…』
遼「よう、治。久しぶりだな〜☆」
治『遼、お前か…』
久しぶりに聞いた親友の声はとても疲れ切っていた。
遼「聞いたぜ?お前、賢と喧嘩したんだって?」
治『あいつから聞いたのか?』
遼「ああ、そうだよ。デジヴァイスを没収するとか言い出したんだって?いくら兄貴でも弟の物にまで手を出すのは感心しないぜ?」
治『お前も…なのか?』
遼「は?」
治『お前まで賢の味方をするのか!!?』
いきなり叫んだ治に遼は目を見開いた。
遼「お、おい治?どうしたんだいきなり?」
治『何で僕は選ばれなかったんだ!!?僕の方が、賢より…いや、他の奴らよりずっとずっと優れていて、努力していたのに!!!!何で僕は選ばれなかったんだよ!!!!』
遼「治……」
遼は今まで治が必死に押さえ込んでいた負の念を垣間見た気がした。
治『もう……いい。お前も賢の味方をしたいならすればいいさ。もうどうでもいい』
自棄になったような言い方に電話がぷつりと切れた。
そして現実世界をさ迷う、白い靄のような物が治を見つけた。
『奴の負の念……使えるな…』
白い靄は治に少しずつ少しずつ近寄るのであった。
一方、聖竜学園では、大輔がこれからのことで行動を開始していた。
大輔「えっと、聖竜学園を創設したのはいいんだけど。忙しいのはこれからだな。現時点で日本で選ばれし子供としても大丈夫な子供は…と…」
アリサ「お疲れ様大輔。これ、差し入れよ」
少しでも選ばれし子供を増やそうと、データ
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