暁 〜小説投稿サイト〜
少年は魔人になるようです
第105話 終わりが始まるようです
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指差した先、宙を見ると、そこには日の光さえ翳らせる魔素の雲が割れ、

雑音と共に巨大な映像が浮かび上がる。

ザザザザザザザザザザザザザザザ―――――――――!!
【―――――魔法世界の諸君、こんばんは。良い夜だな。】

「オイオイオイ、何のつもりだ……?」

「愁磨、さん………。」


映ったのは黒いフードを被った影だと言うのに、その場の殆どの人間がそれを愁磨だと認めた。

そして―――終わりを告げる。


【さて、こんな夜に御誂え向きの話だ。―――この世界を、我々が終わらせようと思う。】


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