第105話 終わりが始まるようです
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入ってくれた。
くそっ、まだこれからが大変なのに身体に力が入らない。
「いいからネギ君、一度元に戻って。あたし達が合流地点まで運んであげるから!」
「で、でもそれだと襲われたとk「いいから早くしろ!時間ねぇんだよ!」むがっ!?」
ポンッ!
千雨さんに無理矢理子供化の魔法薬を飲まされ、元の姿に戻されてしまうと更に体の力が
抜けてしまい、完全に体を二人に預ける形になってしまった。
「うぅ……情けない。」
「今更何を言ってんだ。あんたが情けねーのはみんな知ってるよ。さー出発!」
「酷くないですか千雨さ
ドドォオオオオオン!!
うわぁっ!?」
「な、ななななんだ、地震か!?」
朝倉さんにおぶられ歩き出したと同時、とても大きな揺れが一度だけ起こった。
地震だとしたらあまりに不自然で思わず外を見ると――
「あか、るい……!?」
「いや違う、あれは空中に映像が写ってんだ!!」
ザザザザザザザザザザザザザザザ―――――――――!!
【―――――魔法世界の諸君、こんばんは。良い夜だな。】
宙に浮かんだ巨大なスクリーンに、黒い影が浮かび上がった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
――― 二時間前
subSide ―――
「みんな、準備は出来たかーー!?」
『『おーーーー!!』』
「よっし、行くわよ!」
「流石に待ちたまえ、お嬢さん方。」
「サラッとワイを省くなや、サムライのオッサン。」
ネギ達が総督府に向かう少し前。雲海に沈んだ旧オスティアへ向かうメンバーは全く休む事無く
ハイテンション(一部除き)のまま全員集合し、作戦を確認せず突撃しかけた所を松永が止めた。
「主らは連携なぞ取った事も無い雑兵じゃ。せめて向かう先を統一せんと、道中の魔物で全滅
してしまうぞ。」
「うぐぐ……分かったわよ!んじゃ作戦確認!!皆は楓ちゃんの風呂敷に入って、コタと楓ちゃんと
刹那さんは一緒にまっつぁんの防護壁に入って身体に毒っぽい雲海を突破。先に待ってるラカン
さん達と合流して、ゼクトさんかアルさんの魔法で守って貰って皆で探索開始!以上!」
「随分行き当たりばったりで他人任せな作戦ですね……。」
自棄になった明日菜のブリーフィングで初めて作戦内容を知った刹那は頭を抱え、諦めた様に
溜息をつくと、先んじて歩き出した。
「では早く行きましょう。ゴーレムを倒して"墓守人の宮殿"まで行き装置を機動させる時間と、
ネギ先生達の話し合いが終わるまでの時間を考えれば遅いくらいでしょう。」
「そうでござるな。皆、隠れ蓑に入
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